最近ではウッド系のクラブとアイアン以外に、この2つの良いところを兼ね備えた「ユーティリティ」もすっかり定着してきました。ゴルフクラブには、数字の表記だけでなく、独特な呼び名があることをご存知ですか?「ドライバー」「スプーン」「クリーク」など、聞いたことがある方も多いでしょう。
これらの呼び名には、長い歴史とそれぞれのクラブの特徴が込められています。この記事では、ゴルフクラブの中でも特に歴史が深く、様々な呼び名を持つ「ウッド」系のクラブに焦点を当て、その由来や別名を詳しく解説します。
「なぜドライバーはドライバーと呼ばれるのか?」「スプーンの由来は何?」といった疑問をお持ちのゴルファーの方必見です。この記事を読めば、ゴルフクラブに対する理解が深まり、より一層ゴルフを楽しむことができるでしょう。
ウッド系クラブの種類について
1番ウッドは「ドライバー」で3番ウッドが「スプーン」くらいは、ゴルフをされている方ならご存知の方も多いと思いますが2番ウッドや4番ウッドなどは、あまり売られていませんしご存知ない方も多いと思います。
そこでこの記事では「ウッド」系 に焦点を当てて、ご紹介していきます。最近ちまたで評判になっている「ミニドライバー」についてもお伝えします。
最近のウッド系クラブは木が使われていないのに何故「ウッド」と呼ばれるのか?それは元々ドライバーなどの一番遠くへ飛ばすクラブは「パーシモン」という樫の木を使って使われていました。その名残りから今でもウッドと呼ばれています。
ウッド系クラブのヘッド素材は、ステンレス製の時代を経て、アルミ合金、そして金属やカーボン素材が使われるようになり現在は「チタン合金」が多く使われるようになっています。
2025年シーズンの「ローリー・マキロイ」選手は、1Wドライバーで「350yd」飛ばしています。ゴルフ場のコース設計やホールの距離設定も、今後大きく変わっていくかもわかりませんね。
ティーアップせずに打つ「フェアウェイウッド」は3番から5番以降を総称して使われる呼び方です。奇数番手で販売される傾向ですので偶数番手ではなく5番以降は7番や9番のウッド系クラブは販売しているメーカーがあります。
1番ウッドは「ドライバー」
英語の「drive」には運転するという意味以外に、釘や杭を打ち込みという意味もありますが「ゴルフでボールを強打する」という意味もありますので、そこから一番遠くに飛ばす為のクラブを「ドライバー」と呼んでいます。
テニスや卓球なども球技でも順回転をかける強いショットドライブショットと言われます。ドライバーのロフト角は9°から13°が一般的ですが、最近売られているクラブはシャフトとヘッドの間に調整可能なネジが付いていますので、自分のスイングに合わせた調整が可能になっています。
ロフト角を変えるだけではなくフェイス面の調整も出来るので、クラブを買った後でも調整して使えるので安心です。
2番ウッドは「ブラッシー」ミニドライバーは?
最近販売されているクラブは「1Wドライバー」「3Wスプーン」「5Wクリーク」というラインナップが多く「2W」「4W」見かけなくなりました。また「UTユーティリティ」のクラブに力をいれるクラブメーカーが多くなった事も要因の一つになっています。
最近話題になっているミニドライバーは、名前の響きがあまり良く無いという事で「2W」と呼ぶ事もあります。
英語の「brassy」が名前の由来で、日本語では「真鍮(しんちゅう)」という意味があります。木製のヘッドに耐久性を上げる為、ヘッドのフェイスに、この真鍮を使っていたことが名前の由来だと言われています。ロフト角は13°から15°のクラブになります。
3番ウッドは「スプーン」
2打目以降にショットをする時、一番距離を出したい時に最も使われてるのが「3W」のスプーンです。直ドラと言ってティーアップせずにドライバーを打つ選手もいますが、これはアマチュアには非常に難易度が高いのでスプーンやクリーク、UTなどで打った方がトラブルは少ないです。
名前の由来は食器のスプーン「Spoon」で、まさしくそのヘッド形状がスプーンに似ている事から、この名が付きました。ロフト角は15°から16°が中心です。
4番ウッドは「バッフィー」
2番ウッドの「ブラッシー」同様、あまり見なくなったクラブが4番ウッドの「バッフィー」です。スコットランド語で芝生を擦るように打つという意味の「sclaff」に「平手打ち」という意味があり、その英語“buff”が変化した、という少し理解しずらい名前の付け方になっています。
ロフト角は16°から17°前後になります。
5番ウッドは「クリーク」
英語で小川を表す「creek」がその語源ではなく、スコットランド語で鈎状(かぎじょう)の物を示す「cleek」が語源です。形状がカギに似ている事から、もしくは打球音が鍵を掛けることからなど色々な説があります。ロフト角は18°前後が一般的です。
6番ウッドからは「ショートウッド」
6番以降のウッド系クラブは販売されていますが、打ちやすいユーティリティが数多く販売されるようになり、現在では6番ウッド以降のクラブは、あまり見かけなくなっています。ロフト角が同じウッドとユーティリティが出ていますが、何が違うのでしょうか?
その違いを簡単に説明しましょう。
1、ユーティリティはシャフトの長さが、短かめの設定なので操作性が良い
2、高弾道のウッド系クラブよりもユーティリティの方が低弾道なのでランが出やすく距離が稼げる
3、アイアンに近い形状のユーティリティは構えやすいと言われています。
4、底面が広いフェアウェイウッドは、芝を滑りやすいく打ちやすいと言われています。
実際にはゴルフ練習場やゴルフショップで試打をしてから購入された方が良いと思います。またお金に余裕がある方はメーカーのクラブショップでフィッティングして自分に合ったクラブを新品で購入して下さい。
ドライバーは新品が10万円以上するの時代になってしまいましたが、クラブメーカーは毎年必ず新作を出しますので、何年か落ちのクラブでも十分高性能だと、私は思っています。
またロフト角はメーカーによっても設定が違うので必ず購入前には事前チェックをしましょう。ロフト角調整が出来るクラブが多くなり、ユーティリティも数多く販売されたこと事で1W~5Wを何本も持つ方が減っていますが、また2Wや4Wが見直される時代が来るかもわかりませんね。
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