PR

大相撲取組相手はいつ決まる?戦績や優勝争い番付が決定のポイント!

スポーツ

大相撲ファンのみなさん、こんにちは!1年にたったの6場所しかない大相撲。力士たちの熱い戦いが繰り広げられる中、気になるのはやはり「次の相手は誰になるのか?」ということでしょう。

この記事では、大相撲の取組相手がどのように決まるのか、その裏側を徹底解剖します。力士の過去の戦績や、現在の優勝争いの状況がどのように組み合わされ、対戦カードが決定されるのか?その仕組みを詳しく解説していきます。

番付の変動や、力士同士の相性、そしてファンが注目するカードなど、様々な要素が絡み合いながら作られる取組表。この記事を読めば、より一層、大相撲観戦が楽しくなるはずです。

大相撲取組相手はいつ決まる?

横綱や大関、そして3役や前頭上位同士の対戦は場所の終盤に組まれることが多いので、序盤は上位陣と番付下位の力士が対戦する事がほとんどの大相撲です。それでは対戦相手はいったいいつ決まっているのでしょうか?

初日と2日目の取組は、場所が始まる2日前に決まります。3日目以降の取組は前日までの勝敗や星取表を見ながら翌日の取組が決まります。

10日目以降は、優勝争いに絡む番付けが下位の力士は、上位との取組が多くなり、優勝への道のりは厳しくなります。終盤戦は上位陣同士の取組が基本ですが、勝ち星の数によって日々取組が検討されています。

相撲ファンなら常識かもわかりませんが、同部屋同士の対戦、兄弟同士の対戦、4親等以内=従兄弟同士の対戦は、優勝決定戦以外では対戦出来ません。

若乃花と貴乃花は、1995年の九州場所で史上初の兄弟対決を優勝決定戦で行い、この時にはお兄ちゃんの若乃花が見事、優勝を飾っています。

大相撲取組相手は誰が決める?

大相撲の取組は、審判部長、副部長、審判員で構成される「取組編成会議」で決まります。この時、書記を務めるのは行司の方です。

場所前に全ての取組を決めてしまうと公平性に欠けるというのが理由で、先にも述べたように番付下位の力士が勝ち星を重ねても、上位陣との対戦がないような事態を避けるため、常に星取りを見ながら取組が決められているそうです。

本場所での取組順は、対戦する両力士のうち、上位の者の番付順に、下位から順に取組が組まれます。但し三役以上は、初日と千秋楽は下位から順に、2日目~14日目は前日の取組順が最後だった者が最初となり、他の者が順次繰り下がるローテーションで組まれます。

また、取組上の東・西の割り振りは、二人の番付上の東西が異なる場合はそのまま割り振り、番付上の東西が同じである場合は、番付下位の力士が反対側の方に移ります。というのが取組の基本ルールです。

横綱は上位陣と必ず対戦!

番付で最上位となる東の横綱の取組を例にとってみましょう。西の横綱がいる場合は、必ず千秋楽で取組が組まれます。三役以上に2人ずつ在位している場合は、14日目が東大関、13日目が西大関で関脇や小結との対戦が11日目と12日目になります。

横綱対役力士(大関、関脇、小結)や大関同士の対戦は原則として組まれることになっていますが、幕内下位の力士が好成績を挙げて優勝争いに絡んできたときは、終盤にその力士を横綱や三役と組ませ、横綱、大関同士の取組の一部を取りやめる事になります。これを「割を壊す(崩す)」と表現します。

また、幕内の優勝争いの展開によっては、横綱・大関同士の対戦順を入れ替えて、千秋楽まで優勝争いが続くよう配慮する場合もあります。そこが取組編成会議の腕の見せどころになります。

土日にあたる初日、7日目、8日目には注目の取組(人気力士同士の対戦や、注目力士が横綱・大関と対戦する等)が組まれることが多く、大関同士の取組や横綱-大関戦は、通常は早くても中日(8日目)以降に割が組まれるますが、横綱・大関の人数が多いときなどは7日目以前に組まれることもあるそうです。

1972年(昭和47年)1月場所から翌1973年(昭和48年)11月場所まで、序盤から横綱、大関同士の取り組みが組まれた事もあったそうです。他のスポーツとは違い、基本星取表を見ながら日々対戦相手を決めるのが大相撲の取組なんですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました