2024年アメリカ大リーグ<MLB>はレギュラーシーズンも終わり、ポストシーズンの戦いが始まっています。レギュラーシーズンで好成績を収めていても、短期決戦のポストシーズンはどのチームにも優勝の可能性があります。
ポストシーズン初出場になる『大谷翔平選手』の活躍も気になりますが、今までワールドシリーズに勝って優勝を経験した日本人が、いつどのチームでチャンピオンズリングを手にしたのか?その選手たちがシリーズでそう活躍したのかもご紹介します。
1998年&1999年第94&95回ワールドシリーズ
1998年のワールドシリーズは、『ニューヨーク・ヤンキース』と『サンディエゴ・パドレス』が戦い4連勝で『ニューヨーク・ヤンキース』がチャンピオンになりました。この時、ヤンキースに在籍していたのが1997年に日本球界から大リーグ入りした『伊良部秀輝投手』でした。
レギュラーシーズンでは13勝をあげましたが、シーズン後半は調子を落としてしまった為に、ポストシーズンでの登板はありませんでした。
翌年1999年のワールドシリーズは『ニューヨーク・ヤンキース』と『アトランタ・ブレーブス』がワールドシリーズを戦い、『ニューヨークヤンキース』が1998年に続き4連勝で、ワールドチャンピオン2連覇を果たしています。
伊良部投手は、この年のポストシーズンでは一度だけ、登板の機会がありましたが8失点と打ち込まれた為に、ワールドシリーズでの登板はありませんでした。監督との確執もあり伊良部秀輝投手は、1999年の12月に『モントリオール・エクスポズに1対3のトレードで移籍しています。2011年42歳の若さで残念ながらお亡くなりになっています。
2005年第101回のワールドシリーズ
2005年のワールドシリーズは、『シカゴ・ホワイトソックス』対『ヒューストン・アストロズ』で『シカゴ・ホワイトソックス』が4連勝でワールドチャンピオンに輝きました。この時ホワイトソックスに在籍していたのが『井口 資仁選手』です。
日本人選手としてワールドシリーズに出場した日本人選手は、新庄剛志氏、松井秀喜氏、田口壮氏に次ぐ4人目で、優勝は伊良部投手に次いで2人目ですが実際にワールドシリーズでプレーをして優勝したのは、井口選手が日本人初となります。
井口選手はその後『フィリーズ』『パドレス』に移籍しましたが2008年のポストシーズンに『フィリーズ』に復帰、その年フィリーズがワールドチャンピオンとなり、出場機会は無かったものの2個目のチャンピオンズリングを手にしています。
2006年第102回のワールドシリーズ
2006年のワールドシリーズは、『セントルイス・カーディナルス』が『デトロイト・タイガース』を4勝1敗で下しワールドチャンピオンに輝きました。この時カーディナルスに在籍していたのが、『田口壮選手』です。
田口選手は、優勝が決定した瞬間、フィールドでプレーしていた最初の日本人です。2009年に『シカゴ・カブス』とマイナー契約を結びますが、出場機会には恵まれず翌年2010年に日本球界に復帰しています。(オリックス)
2007年第103回のワールドシリーズ
2007年のワールドシリーズは、『ボストン・レッドソックス』が『コロラド・ロッキーズ』を4連勝で破りワールドチャンピオンになりました。この時レッドソックスに在籍していたのが『松坂大輔投手』と『岡島秀樹投手』です。岡島投手は、日本人して初めてワールドシリーズで登板した投手になりました。
2008年にも『田口壮選手』と『井口 資仁選手』が在籍していたフィリーズがワールドチャンピオンに輝き、チャンピオンズリングを手にした2人でしたが、試合には出ていません。
2009年第105回のワールドシリーズ
2009年のワールドシリーズは『ニューヨーク・ヤンキース』が『フィラデルフィア・フィリーズ』を4勝2敗で下しワールドチャンピオンに輝きました。このシリーズで大活躍してMVPを獲得したのが『松井秀喜選手』です。3本塁打、8打点の活躍で、DHとしてフル出場してのMVPの受賞の史上初の事でした。
2013年第109回のワールドシリーズ
2013年のワールドシリーズは、『ボストン・レッドソックス』が『セントルイス・カーディナルス』を4勝2敗で破り優勝しました。2007年のレッドソックスに続き2人の日本人『田沢純一投手』と『上原浩治投手』がワールドシリーズのマウンドに上がっています。
さらに上原投手は、第6戦に抑えとして登板し、優勝の瞬間マウンドに立っていた初の日本人選手になりました。
この2013年からワールドシリーズの舞台に立った日本人はいません。
今年2024年はドジャースの2人『大谷翔平選手』と『山本由伸投手』以外にも、『ダルビッシュ有投手』と『松井裕樹投手』が所属するサンディエゴ・パドレスや藤浪投手と千賀投手が在籍しているニューヨーク・メッツ、前田健太投手がいるデトロイト・タイガースのポストシーズンに残っていますので、2024年のワールドシリーズでチャンピオンに輝く日本人選手が出る可能性が高い状況です。
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