9月23日（月祝日）に投開票が行われる立憲民主党の代表選挙、今回は女性1人を含めた4人の候補が立候補しています。一般の方には投票権はありませんが、この先自民党に逆風が吹いた場合、政権を握るかもしれない党の党首選挙は注目していきたいと思っています。
そこで今回は立候補を表明した元首相の野田佳彦（のだよしひこ）氏について調べてみました。
野田佳彦氏（のだよしひこ）のプロフィールは？
野田佳彦氏は立憲民主党の最高顧問という役職に就かれています。1957年5月20日生まれの77歳、千葉県船橋市出身でJR船橋駅などで街頭演説を良くされています。船橋市薬園台に事務所があり、首相の時は近辺にたくさんの警察官や警察車両があった事を覚えています。
最終学歴は、早稲田大学政治経済学部卒です。出身高校は、ほぼ地元の千葉県立船橋高校で、この『船校』は千葉県の県立高校としては、千葉高校に次ぐ県内2番目に賢い高校です。現在は偏差値でいうと驚異の74です。
野田氏が入学した当時は、そこまで高い偏差値ではなかったと思いますが、それでも千葉県では一二を争う高校でした。千葉県立船橋高校の卒業生を調べてみると、ジャーナリストの『江川紹子さん』、俳優の『ディーン・フジオカ』さん、他にも阿部哲子さん、宮田修さん、小川浩司さん、栗本祐子さんなどアナウンサーで活躍されている方が多数卒業されています。
大学卒業後は、家庭教師や都市ガスの点検員など色々な職種を経験したのち、千葉県の県議会議員に船橋市から立候補して当選、２期県議会議員を務めた後に国政へ。1992年に、日本新党の結成に参加し、衆議院議員初当選を果たしました。
その後、2011年には第95代内閣総理大臣になりましたが、2012年の安倍元首相との党首討論で衆議院解散を明言し、その後の選挙で惨敗して失脚してしまいました。その後、党を立て直すべく奔走し、現在は党の最高顧問に就いています。衆議院議員には9回当選、1996年に新進党から出馬した選挙の時、1回だけ落選しています。
野田佳彦氏（のだよしひこ）の講演レポート（首相在任中）
母校の早稲田大学で総理時代に講演された時のレポートを、早稲田大学のホームページから引用しました。
野田総理は３歳の時に社会党の浅沼稲次郎委員長（政経卒）が暗殺されたニュースを見て「政治家というのは命がけなんだな」と政治を意識し始めたとし、五木寛之氏（一文中退）の「青春の門」を読んで憧れていた早稲田大学に入学したというエピソードを披露。
「当時は大志ではなく寸志でした。金儲けばかりの政治をペンでただそうと記者を志していましたが、松下政経塾第１期生の新聞広告を見て、自分の手で政治をただしたい、政治改革家を目指そうと思いました」などと青年時代を振り返りました。
現在の政治課題については「社会保障と税の一体改革」を主なテーマとして、少子高齢化が進む中で年金、介護保険、健康保険などのさまざま制度の課題を挙げて「決めるべき時に決める政治を果敢にやり遂げる」とし、「失敗の最大の要因は自分が諦めるとき。
自ら諦めない限り失敗はありません。粘り強い心を持って、一つ一つ課題を乗り越えていきたい」と力強く述べました。
講演後は６名の学生の質疑に応えた野田総理。日本の科学技術振興の在り方や外交政策、国民の政治不信に対してどのように応えるかなどについて語り、「これからの日本人に期待するもの」という質問では「希望は自ら切り開くもの。在野精神の早稲田に期待したい。ツルハシを担いで道を切り開いていくという早稲田スピリッツを出してほしい」と、若い学生たちの活躍に期待を込めました。
野田佳彦氏（のだよしひこ）の政策や政治理念は？
＜外交・安全保障＞面では、韓国の徴用工問題や北朝鮮に対しては、強硬派の姿勢です。ただし領土問題については、柔軟な姿勢も見せています。ご自身の政治３原則は、①政治にお金をかけない ②政治でお金を儲けない ③お金で政治を動かさないをモットーにされています。そんな理念の持ち主ですので、天下り問題解決には強い意欲を持たれています。
野田佳彦氏（のだよしひこ）の人物像は？
趣味は格闘技観戦で大のプロレス好き、尊敬する人物は、『松下幸之助氏』と『ロバート・ケネディ氏』、座右の銘は松下政経塾の「五誓」の一つである「素志貫徹（成功の要諦は成功するまで続けるところにある）」。
政治信条はケネディの「アイデアリズム・ウイズアウト・イリュージョン（幻想なき理想主義）」です。好物はラーメンと日本酒で、お酒を飲む場所は庶民的な居酒屋などが多いそうです。
果たして次期立憲民主党の代表は誰が選ばれるのでしょうか？自民党と政権を争える政党に復活してほしいと願っています。
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