「アドベンチャーワールド(白浜)のパンダが中国に返還されるって本当?」「上野動物園のパンダも返還?」愛くるしい姿で私たちを魅了するパンダ。
長年、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで多くのパンダたちが暮らしていましたが、この度、中国へ返還されることになりました。上野動物園のパンダも同様です。
この記事では、白浜と上野のパンダが中国へ返還される背景と、日本でパンダに会える場所について詳しく解説します。日本でパンダに会える日がまた来るのか?
白浜アドベンチャーワールドのパンダ返還日は?
和歌山県のNO1観光スポット「アドベンチャーワールド」で絶大な人気を誇る4頭のジャイアントパンダ。パンダのお土産も多く白浜町全体がパンダの街で、もしパンダが居なくなった場合の経済損失は「150億円」とも言われています。
白浜町の人口は2万人に対して、アドベンチャーワールドには年間で300万人に人が訪れます。これは人口の150倍にもなります。
雌の良浜(ラウヒン)、結浜(ユイヒン)、彩浜(サイヒン)、楓浜(フウヒン)の4頭は2025年の6月末までに返還される予定です。と言うことは、アドベンチャーワールドでパンダを見たい方はなる早で行った方が良いと言うことになります。
日本国内のパンダは全て中国から繁殖目的の為に貸し出されており、日本国内で生まれたパンダの所有権も中国にありますので残念ながら中国から返還の要望があれば、返さなくてはなりません。
上野動物園のパンダ返還日は?
「アドベンチャーワールド」の返還に続き上野動物園にいる2頭のパンダも2026年2月が中国への返還期限になります。2026年の3月以降は日本国内でパンダは1頭もいなくなってしまいます。
「上野動物園」のジャイアントパンダは「シャオシャオ」と「レイレイ」で2021年6月に双子で誕生し現在に至っています。上野動物園の顔と言っても過言ではありません。「アドベンチャーワールド」と同様、入場者数やお土産の売り上げなど打撃を受けるのは間違いないでしょう。
パンダのリース料や餌代は?
中国からパンダをリースする場合、1頭あたり50~100ドルが必要になると言われています。現在の為替で7500万円から1.5億円が必要になります。餌代も毎月400万円、他にも飼育員さんの経費やパンダ舎の維持費など莫大なランニングコストが必要になります。
新しいパンダはいつ来るのか?
すでに各自治体は、中国側と新しいパンダのレンタルについて交渉をしているそうですが、現時点でいつ来るのかは、まだ決まってはいません。
朗報としては2023年にリース契約が終わり、アメリカから中国に3頭のパンダが返還されましたが翌2024年には新たな2頭のパンダが貸与されました。昨今の高関税問題が影響しなければ、「2025年末」までに、遅くても「2026年末」までに新しいパンダが来日するのではないでしょうか。
外交の手段として使われるパンダのレンタルですが、日本だけでなく世界中で愛されるパンダが日本で見られなくならないように、是非外交を頑張って欲しいものですね。
コメント