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マスターズ優勝特典は?グリーンジャケットや賞金以外に得るものは!

ゴルフ

スコッティー・シェフラー選手が2回目の優勝を果たして幕を閉じた、2024年マスターズトーナメント。LIVツアーに対抗して年々増加するアメリカ男子ゴルフツアー(PGA)の優勝賞金ですが、この賞金以外にもマスターズで優勝すると様々な特典があります。

そこでマスターズ優勝者に与えられる特典をまとめてお伝えしていきます。2025年のマスターズの開幕も迫ったこの時期に、知っておきたい情報満載です。

1、マスターズの優勝賞金は?

2024年のマスターズで優勝したスコッティ・シェフラーは獲得した優勝賞金は『360万ドル』で、為替150円とすると日本円で5億4千万円でした。2位の選手でも『216万ドル』、決勝で最下位だった60位の『タイガーウッズ』選手でも『4.4万ドル』で660万円の賞金を獲得しています。

ご存知の方も多いとおもますが、プロの試合では2日間の予選を通って決勝に進まないと賞金はもらえません。(LIVツアーは除く)華やかな世界ですが、実際にはとてもシビアで厳しい世界なんです。

2、グリーンジャケットは優勝年のみ持ち出し可能!

優勝後のセレモニーで前年の優勝者に着せてもらう『グリーンジャケット』は、翌年のマスターズまでは持ち出して着用が出来ますが、それ以降はマスターズの会場である『オーガスタ・インターナショナル』にいる時にだけ着用が可能です。

ちなみに複数回、マスターズで優勝してもグリーンジャケットは1着のみしかもらえません。

3、マスターズの優勝トロフィーは複数購入可能!

マスターズのトロフィーは、クラブハウスを象ったもので、とても大きなトロフィーです。セレモニーで使用され、優勝者に送られるのは、オリジナルよりも小さいレプリカのトロフィーです。

このレプリカのトロフィーは、希望すれば複数購入が出来るそうです。このレプリカトロフィーがいくらなのかは、残念ながら情報がありません。

4、一生涯のマスターズ出場権

一度でも優勝した選手は、一生涯『マスターズ』に出場できます。2024年までの記録で最年長での予選通過をしたのは、2023年のフレッド・カプルスをなど3名で63歳、最年長優勝者は1986年のジャック・ニクラウスで46歳と2ヶ月でした。

ということは松山英樹選手は、本人次第になりますが、あと30年以上はマスターズに出場できます。さすがに70歳代以降になったレジェンド達は、ラウンドをするのではなく、大会初日のティーグラウンドからティーショットを打つのが恒例になっています。

5、マスターズ以外の出場権は?

マスターズに優勝すると、マスターズ以外のメジャー3大会「全米オープン」「全米プロ」「全英オープン」3大会で、5年間の出場権がもらえます。他にも第五のメジャー「プレーヤーズ選手権」も同様に5年間の出場権が与えられます。

他にも年始に行われる各大会の優勝者だけが出場できる『セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ』にも翌年の大会に出場出来ます。

6、fedexポイントは優勝者は750ポイント!

レギュラーシーズンの通常大会での優勝者が得るfedexポイントは500ポイントですが、マスターズに優勝すると何と750ポイントが付与されます。2位でも400ポイントですのでメジャー大会がポイントレースにどれだけ重要かがわかりますね。

シーズンの最終戦『ツアー選手権』に出場できる30位の年間ポイントは、2023年は、1500ポイント前後でした。また翌年に全ての試合に出場可能なフルシードは年間ポイントが50位までで、2023年は松山英樹選手の942ポイントでした。この年間ポイントからもわかるように、メジャー大会での優勝は非常に大きな意味を持ちます。

他にも特典と言えるかどうかわかりませんが、翌年のマスターズでは、前年優勝者が考案したメニューのチャンピオンズディナーが、関係者や歴代優勝者に振る舞われますので、優勝者はそのメニューを考える仕事も出てきます。

最終日に優勝が決まってからのチャンピオンの行動は?

優勝が決まるとまずは、キャディーさんや同伴競技者とハグや握手をして競技終了です。最終18番ホールのピンフラッグは、優勝者のキャディーがピンから抜く決まりになっています。その後、18番グリーン奥で控えている家族や仲間たちと一緒に優勝を祝福すると、その後はスコアリングエリアに進み、スコアカードを提出します。

そしてその後は「バトラーキャビン」と呼ばれる小屋に誘導されます、TVで観た方は気づかれると思いますが、オーガスタ・ナショナルの委員長や前年チャンピオンが待機している、リビングのような場所です。

実際、このバトラーキャビンは大会中、テレビ局の基地として使われていますが、ここでは前年度優勝者からグリーンジャケットを受け取るセレモニーが行われます。グリーンジャケットは、とりあえず仮のものが用意されており、6〜7着ほどのサイズ違いの中から、優勝者に最も合うサイズのものを貸してもらえます。

その後は再び外に出て、クラブハウス前のパッティンググリーンに進み、委員長や優勝者のスピーチが行われ、大会2回目のグリーンジャケットの贈呈式が行われます。通常はツアーの上層部の人たちが集合し、表彰式に出席し、それが終わり次第、優勝者がクラブハウスを象ったトロフィを掲げて、ニッコリ記念撮影へという流れになります。

その後は優勝者は、カートに乗りプレスビルに向かい、公式記者会見に臨みます。以前は1番ホールの右隣にプレスビルがありましたが、現在は練習場の奥にあり、カートで5分ちょっとかかる距離にあります。

会見場に入ると、記者たちから拍手で迎えられ、グリーンジャケットを着用しているメンバーが司会役で会見が進行します。これは他のメジャーでは見られない伝統です。「全米オープン」や「全米プロ」「全英オープン」では、各ツアー団体のメディア担当者が司会役をこなすのでマスターズだけは別格という事でしょうか。

そして一通り取材が終わると、もう一度「バトラーキャビン」に戻り、家族や関係者たちと、改めて優勝を祝いあいます。その後、グリーンジャケットを着用しているメンバーたちとともにディナーを楽しみます。

選手によっては食事中に大統領からお祝いの電話がかかってきたりすることもあるというから驚きですよね。ディナー終了後は、コースを後にして、翌日にはニューヨークで朝の生テレビ番組に出演したり、エンパイヤーステートビルに登って記念撮影などをします。マスターズで優勝することは、それだけ全世界の人々から注目され、祝福される特別なことですが、優勝後も勝利に浸っていられないのが現実です。

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