ゴルフクラブには、ドライバーやアイアンなど、様々な種類がありますが、中でもウェッジは特別な存在です。グリーン周りでピンを狙う際、その真価を発揮するウェッジ。あなたはウェッジについてどれくらい知っていますか?
この記事では、ゴルフクラブの中でも特に重要なウェッジにスポットを当て、その意味や由来、そして様々な種類のウェッジの特徴について詳しく解説します。
「ウェッジ」という名前の由来や、ピッチングウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジなど、それぞれのウェッジが持つ役割の違いなど、ゴルフをもっと深く楽しみたい方のために、わかりやすく解説していきます。
ウェッジについて学ぶことで、あなたのゴルフはより戦略的になり、スコアアップにもつながるかもしれません。ぜひ、この記事を読んで、ウェッジの奥深さを体験してください。
ゴルフクラブウェッジの意味や由来は?
グリーン周りでは、みなさんも必ず使っているのが「ウェッジ」です。これは日本語で「楔(くさび)」という意味で、楔というのはV字形の木片や金属片のことを指します。木と木の隙間に打ち込んで材料を割ったり、逆に固定したりするのに用いる片方の端を尖らせた道具のことです。
ピッチングウェッジの「pitch」は野球のピッチングと同じ「投げる・放る」という意味で、サンドウェッジは文字通りバンカーの砂から来ています。またギャップウェッジはPWとSWのロフト角の差を埋める=ギャップを埋めるクラブという事で、その名が付けられています。
ウェッジの種類は?
最近の主流は「ピッチングウェッジ」「ギャップウェッジ」「サンドウェッジ」の3種類です。アプローチウェッジやロブウェッジそしてギャップウェッジは、ほぼ同義語です。どれもピッチングウェッジとサンドウェッジの間のクラブという理解で良いと思います。
ピッチングウェッジ〜ロフト角は幅広く37度から47度
ギャップウェッジ 〜ロフト角は48度から54度
サンドウェッジ 〜ロフト角は54度から62度
一番わかりやすくウェッジを選ぶのであればロフト角を4度刻みが良いと思います。
ウェッジのロフト角や使用するシーンは?
2020年前後は、ピッチングウェッジのロフト角は48度前後と言われていました。年を追うごとにロフトが立つモデルが増えてきて、現在では42~43度のロフト角が一般的になっています。これは以前の常識で言えば9番アイアンのロフト角になります。現在販売されているピッチングウェッジのロフト角は、37度から47度と幅広く売られています。購入時はしっかりとロフト角を確認して下さい。
通常アイアンは番手が1つ違うとロフト角が4度違う設定になっています。サンドウェッジが56度から60度のロフト角ですので、ピッチングウェッジとサンドウェッジの間を埋めるのが「ギャップウェッジ」という事になります。ロフト角は48度から54度がギャップウェッジになりますが、これもメーカーのよって様々ですので購入前のチェックは必要になります。
昔のように「ピッチングウェッジなら何度」「サンドウェッジなら何度」という目安がありましたが、今はウェッジを購入する場合、ロフト角をチェックしてバランスが良くなるように購入しましょう。52度・56度・60度の組み合わせや50度54度58度の組み合わせが一般的ですが、自分の好みやクラブとの相性も見て選んでください。
ピッチングウェッジのフルスィングでの飛距離は90ydから130ydですが、グリーン周りでは少し上げて転がす「ピッチエンドラン」でも使われます。ギャップウェッジはピッチングウェッジから4度ロフト角が違えば、80ydから120ydの飛距離ということになります。
サンドウェッジは、バンカーショットや球を高く上げたい時に使うクラブですので、フルショットでも70ydから90ydが適正な飛距離になります。
参考までにローリー・マキロイ選手はピッチングウェッジで「154yd」飛ばします。さらに上もいてドラコンのチャンピオンは「188yd」も飛ぶそうです。アマチュアの方は、ご自身の適性飛距離を把握して無理せずにラウンドしましょう。飛ばすことだけがゴルフではないので。ちなみにパターは、英語の「put」=置くが語源になっています。
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