2025年に開催されるPGAツアー唯一の大会「ベイカレント・クラシック」は、2024年まで千葉県の習志野カントリークラブで開催されていた『ZOZOチャンピオンシップ』に変わる大会です。PGAツアーは8月末に開催される『ツアー選手権』でレギュラーシーズンは終了しますが、9月からはフォールシリーズが始まりランキング51位以下の選手を中心に、来年2026年のシード権争いが繰り広げられます。
そんなフォールシリーズの中の1戦が「ベイカレント・クラッシック」で、10月9日(木)から4日間、神奈川県にある「横浜カントリークラブ」で開催されます。大会スポンサーが変わり、松山英樹選手が出場するのか?も気になりますが、今回はPGAツアーで活躍するアメリカの一流プロの中から、出場を表明している選手をご紹介していきます。
7月に大会名が「ベイカレント・クラッシック by LEXSUS」になると主催者から発表されました。松山英樹選手を長年サポートしてきたレクサスが冠スポンサーになったので、必然的に松山英樹選手は「ベイカレント・クラッシック」に出場します。
2025ベイカレント・クラッシック出場選手予想『コリン・モリカワ』
2025年のレギュラーシーズンは好調を維持している「コリン・モリカワ」選手。その名は、現代ゴルフ界において最も輝かしい新星のひとつとして、世界中に知れ渡っている。日系アメリカ人として生まれ、卓越した技術と冷静なプレーで数々のタイトルを獲得。若くしてゴルフ界のトップに駆け上がった彼の活躍は、多くのゴルフファンを魅了している。
モリカワ選手の強みは、なんといっても正確無比なアイアンショットです。正確な距離感と抜群の安定感で、ピンを狙い撃ちにする彼のショットは、まるで計算された芸術作品のようです。また、パッティングも非常に巧みで、プレッシャーのかかる場面でも冷静さを失わないメンタルの強さも持ち合わせている。
アマチュア世界ランキングNO1から2019年にプロデビューしたコリン・モリカワ選手は、4戦目で優勝争いを演じ、戦目となった「バラクーダ選手権」でツアー初優勝を飾りました。
2020年には2勝目を飾り、8月には大会初出場でメジャー大会の「全米プロ」を制覇、2021年には世界ゴルフ選手権でも勝利すると、7月の「全英オープン」も大会初出場で初制覇を果たしました。
メジャー通算2勝、アメリカツアーではこのメジャー2勝を含む6勝、欧州ツアーでも4勝を挙げています。2025年時点で28歳とまだ若く、あと10年以上はトップで活躍するでしょう。日本をルーツに持つモリカワ選手の出場は濃厚でしょう。
2025ベイカレント・クラッシック出場選手予想『ザンダー・シャウフェレ』
日本にルーツを持つザンダー・シャウフェレ選手。お母様が台湾出身の日本育ちでお父様がフランス人とドイツ人のハーフで十種競技のアスリートです。祖父もプロサッカー選手とアスリートの家系に生まれています。カリフォルニア州のサンディエゴ出身のシャウフェレですが、祖父母が東京在住という事で何度も日本には来ています。
2023年シーズンまでは実力がありながら、なかなかメジャー優勝を果たせませんでしたが2024年シーズンにその実力を発揮、6月に開催された『全米オープン」で初メジャー制覇、その勢いに乗って7月の『全英オープン』でも優勝を飾り、2024年だけでメジャー2勝を達成しました。
2024シーズンは、あれだけ強いシェフラーに勝っただけでも物凄い事です。スタッツの数字を紹介すると『連続予選通過』が55回で1位、『パー3での累計スコア』も1位、『スクランブル率』も1位、『平均スコア』『トップ10回数』『パー4での累計スコア』はすべて2位とシーズンを通して、素晴らしい成績を残した裏付けになるデーターが出ています。
2025年はケガの影響で思うような結果が出せていませんが、シーズン後半の巻き返しを期待して是非、日本でも素晴らしいプレーを見せて欲しいですね。
2025ベイカレント・クラッシック出場選手予想『ウィル・ザラトリス』
ザラトリスは2023年のマスターズで負傷して、その年の年末まで療養していました。過去には松山英樹選手が優勝した2021年のマスターズで2位、他にもメジャーで2回2位に入っている実力の持ち主です。
2024シーズンの成績は、シーズン前半でベスト10に4回入りプレーオフシリーズでも初戦のフェデックス・セントジュード選手権で12位タイに入りベスト50入り、BMW選手権では13位タイで今季のフェデックスランキングは、49位で終えています。
2025年シーズンもまだまだ本調子ではありませんが、本来の実力を発揮して全盛期のようなプレーが見たいです。
2025ベイカレント・クラッシック出場選手予想『ミンウー・リー』
PGAツアー5位のドライバー飛距離で平均315ydの飛ばし屋『ミンウー・リー』選手もZOZOチャンピオンシップに出場表明しました。実姉は米国女子ツアー『LPGA』で活躍する『ミンジー・リー』選手です。
昨年2024年のフェデックスポイントは、63位でしたので、9月から始まるフォールシリーズで優勝するか、ポイントの上積みを狙う戦いをしなければなりません。欧州ツアーで3勝を挙げて、アメリカPGAツアーに参戦しましたが、まだPGAツアーでは未勝利です。優勝が待たれる選手の1人です。
ルーツは韓国だと思いますが、国籍はお姉さんともどもオーストラリアです。ミンウー・リーがマスターズに出場した時、姉のミンジー・リーがキャディーをしてギャラリーを沸かせて事もありました。
2025年シーズンは念願の初優勝を3月の「ヒューストンオープン」で飾り、その後も安定した成績を残しています。
これから続々とPGAのトップ選手が、出場表明をしていくと思います。出場が決まった選手は、この記事で随時プロフィールをご紹介していこう思います。
『ジャスティン・トーマス』(米)、『リッキー・ファウラー』(米)、『マックス・ホーマ』(米)、『サーヒス・シーガラ』(米)選手らのプレーも見たいです。
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