『もう半年経ったのか〜』と、いつも朝ドラが終了間近になると考え深げに思います。今回の朝ドラ『虎に翼』も、いよいよ最終回が目前に迫って来ました。
そこで最終週のストーリーと最終回の詳細をお伝えしていきますが、『ネタバレ』がたくさん出て来ますので、本編を楽しみにご覧になりたい方は、この記事ネタバレは見ないようにして下さい。最終回の感動が薄れないようボヤッとオブラートに包んでお伝えしていきます。
虎に翼第126話タイトル『よねの弁論』
昭和47年(1972年)に美位子(石橋菜津美さん)の尊属殺人の重罰規定を争う裁判が、最高裁の大法廷で行う日が近づいてきました。弁論に立つ、よね(土居志央梨)に対して星航一(岡田将生さん)は、『上告趣意書は、法律上の論点を桂場さんたちが熟考しています。
なるべく簡潔に訴えたいことを伝えるべきかと。』と星は、アドバイスをします。それに対して轟は『こんなしがない法律事務所の我々が、大先生15人相手に弁論するなんてな。大法廷に回されたんだ。勝機はある。』と話をしますが、よねはどことなく自信なさげな様子です。
家に帰った航一は、寅子といろいろと話をしますが、その最後に先輩の言葉を引用し寅子に、『だからこそ、僕らは出がらしの役目を果たさなくては。』と言います。そしていよいよ尊属殺人の裁判が大法廷で始まります。
虎に翼第127話タイトル『美雪と美佐江』
この回は寅子が新潟に転勤していた時、地元の名士の娘でいつも何を考えているのか、理解しがたい学生だった美雪(片岡凛さん)が、東京で再び事件を起こして、逮捕され家裁に送致されるところから始まります。
新潟にいた時に疑われた犯罪、友達に売春や窃盗をさせていたという事件と全く同じ容疑でした。寅子と美雪は、色々な会話をしますが、全く考え方が違う2人の溝が埋まることはありませんでした。結局、美雪は民間の施設で、試験観察になります。そして最終的に、美雪は『祖母・佐江子と一緒に暮らしたい』という美雪の希望をかなえて、不処分という事にになります。
虎に翼第128話タイトル『判例変更』
美位子(石橋菜津美さん)の尊属殺人の重罰規定を争う裁判の判決が出る前に、人を殺めてしまった自分は服役した方が良いのではないか?と美位子は寅子に話しますが、寅子は『人らしく幸せになる権利を取り戻すためにしたことに、罪悪感を抱かないで。あなたの行動に救われる人は、世の中にたくさんいるわ』と勇気づけます。
そしていよいよ迎えた判決の日、裁判長の桂場から『主文、原判決を破棄する。』と美位子の主張が認められ、執行猶予付きの判決が出ます。昭和25年の合憲判決から23年の時を経て、判例が変更された歴史的な判決でした。
その翌日、桂場は定年を迎えます。テレビの中で桂場は『激流の中の巌に徹してまいりました。私が去った後も、次の長官が、裁判官が、法の下の平等を守っていくことを期待する。』と退任の挨拶を述べました。
虎に翼第129話タイトル『裁判所所長就任』
寅子は横浜家庭裁判所の所長に栄転が決まります。これは、日本の女性初の裁判所所長です。すぐに花江(森田望智さん)に報告する為、猪爪家に行き花江と2人の人生を振り返ります。
寅子が、所長になって初出勤の朝、星家での夫婦の会話があり、その翌日には『笹竹』で明律大学のメンバーが集まり寅子をお祝いします。そして偶然、桂場も『笹竹』に団子を食べに来ていました。
虎に翼第130話タイトル『これが噂の最終回』
寅子は1984年にこの世を去り、残された優未が、コーヒーとトーストをソファーに座って食べている1990年のシーンから最終話が始まります。
50代になった優未は、雀荘、着付け教室、茶道、寄生虫研究雑誌の編集、「笹竹」の手伝いと忙しく毎日を過ごしていました。航一は歳を重ね、老人ホームに入所して生活していました。
航一は、亡くなった寅子と会話をします。
航一『寅子さんがいなくなって、寂しいけどもう少し彼らを見守って余生を楽しみたいと思ってるんですよ。』
寅子『私が法律ってねえ』
航一『今の話、聞いてました?』
寅子『ごめんなさい。さっきのが嬉しくて。』
航一『その嬉しそうな顔。横浜家裁の所長に就任した時と同じ。』
寅子『はて?』
そして場面は寅子が横浜地裁の所長に就任して、仲間とお祝いしている『笹竹』に時が戻ります。そこで桂場といつものように、寅子は議論を交わします。そして最後は母『はる』との会話があって、幸せな人生を振り帰った寅子でした。
半年間、朝の楽しみを頂きありがとうございました。細かい会話は、皆さんが放送で見て感じて欲しいと思いましたので、だいぶ省略してお伝えしました。次のNHK朝ドラ『おむすび』も楽しみです。
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