「あなたの誕生花は何ですか?」12月22日から24日生まれの方へ贈る、とっておきのプレゼント。それは、あなただけの【誕生花】かもしれません。この花図鑑では、【誕生花】とその【花言葉】を、美しいイラストとともにご紹介します。
【英名】や【由来】、そして【花の特徴】まで、あなたの知らない【誕生花】の魅力をたっぷりとお伝えします。冬の寒さを忘れさせてくれるような可憐な花や、希望を象徴する力強い花など、個性豊かな【誕生花】があなたを待っています。
自分自身のことをもっと深く知りたい方、大切な人へのプレゼントを探している方、ぜひこの【花図鑑】を覗いてみてください。きっと、あなたにとって忘れられない【花】との出会いがあるはずです。
サイトによって誕生花が違いますので、その中から代表的な花をご紹介します。誕生日花は厳密に決められているわけではありませんので複数の花が存在します。
12月22日の誕生日花〜「クチベニスイセン」
12月22日の誕生日花は「クチベニスイセン」「セントポーリア」「シクラメン」「ポインセチア」「ジニア」などがあり、今回はこの中下から「クチベニスイセン」をご紹介します。
「クチベニスイセン」の学名は「ポエティクス」はラテン語で「詩人の」「詩的な」を意味します。これは、古代からこの水仙の純粋な白さと、副冠(カップ状の部分)の縁にある鮮やかな紅色の輪の美しさが、多くの詩人や文学者に愛され、詩の題材とされてきたことが由来です。
水仙(ナルキッスス属)は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスが、水面に映る自分自身に恋をして、そのまま花になってしまったという伝説(ナルシシズムの語源)と深く結びついています。口紅水仙は、園芸品種の八重咲きや大輪のラッパ水仙などと比べて、野生の原種に近い姿をとどめており、神話に登場する水仙のイメージに最も近い花の一つとされています。
「クチベニスイセン」は漢字で書くと「口紅水仙」、花の中心にあるカップ状の副冠(ふくかん)が白または黄色で、その縁(ふち)だけが鮮やかな赤色(口紅を引いたように見える)をしていることにちなんでいます。この真紅の輪は、花粉を媒介してくれる昆虫に蜜腺の場所を明確に示すためのサインの役割を果たしていると考えられています。
日本で一般的なラッパ水仙などが春の早い時期に咲くのに対し、口紅水仙は水仙の中でも比較的遅く、春の終わりから初夏にかけて咲くことが多い、晩生種です。特に冷涼な地域では、5月に入ってから開花するため、春の終わりを告げる花としても知られています。
口紅水仙は、強い芳香を持つ品種が多いことも特徴の一つです。その香りは甘く、スパイシーで、香水の原料にもなることがあります。この強い香りから、香りの良さで知られる特定の園芸品種は「香水水仙」と呼ばれることもあります。
「クチベニスイセン」の花言葉は「思い出」「自己愛」「詩人の詩」などです。水仙の中でも「クチベニスイセン」は晩生種であり、春の終わりを告げるように咲く事から「思い出」が、ギリシャ神話に出てくる美少年ナルキッソスが、水面に映る自分自身に恋をして、そのまま水仙の花になったという伝説から「自己愛」が付けられました。
口紅水仙の学名 poeticus は「詩人の」を意味します。その純粋な白と、口紅のような紅色の輪のコントラストが多くの詩人に愛され、詩の題材とされてきた歴史から「詩人の詩」が花言葉になっています。

12月23日の誕生日花〜「ヒヤシンス」
12月23日の誕生日花は「ヒヤシンス」「カトレア」「サイネリア」「アリウム・ギガンテウム」「センニチコウ」で、この記事では「ヒヤシンス」の情報をお伝えします。
「ヒヤシンス」の学名と英名は、ギリシャ神話に登場するスパルタの美少年「ヒュアキントス(Hyakinthos)」に由来します。 太陽神アポロンとヒュアキントスが円盤投げをして遊んでいる際、アポロンが投げた円盤が風神ゼピュロスの嫉妬心によって軌道を曲げられ、ヒュアキントスの頭を直撃。流れ出た血から咲いた花が、このヒヤシンスだとされています。
ヒヤシンスは非常に香りが強いことで知られています。その香りは甘く、ややムスク(麝香)のような動物的な要素を含むとも表現されます。その香りが濃厚すぎるため、室内で多数のヒヤシンスを飾ると、人によっては気分が悪くなる「香害(こうがい)」を引き起こす可能性があるほどです。
「ヒヤシンス」は、球根を専用のガラス容器(ヒヤシンスポット)にセットし、水だけで育てる水栽培(水耕栽培)が非常にポピュラーです。土を使わずに室内の窓辺で育てられる手軽さや、発根から開花までの成長過程を観察できる面白さから、江戸時代にヨーロッパから伝わって以降、日本でも広まりました。
「ヒヤシンス」には色別の花言葉があります。青色のヒヤシンスは悲劇的な愛の結末から「不変の愛」「変わらぬ心」、紫色のヒヤシンスは 「悲しみ」「許して」、白色のヒヤシンスは「心から愛しています」「控えめな愛」、赤やピンクのヒヤシンスは「あなたの愛は私の心にやきつく」、そして黄色のヒヤシンスは「勝負」「あなたには嫉妬」です。そのほとんどが神話が由来になっています。

12月24日の誕生日花〜「シンビジウム」
12月24日の誕生日花は「シンビジウム」「ノースポール」「サンダーソニア」「ヤドリギ」などが挙げられ、その中から「シンビジウム」についてお伝えしていきます。
「シンビジウム」の学名「Cymbidium」は、ギリシャ語の「kymbos(舟、あるいは窪み)」に由来しています。花の中央にある「唇弁(しんべん)」と呼ばれる部分の基部が、小さな舟のように窪んだ形をしていることにちなんで名付けられました。
シンビジウムの原種は、主にヒマラヤ地方、中国、東南アジアといった冷涼な山岳地帯に自生しています。中国では古くから「東洋蘭」として愛好され、特に春蘭や寒蘭(シンビジウム属の仲間)は、その香りや姿が「君子(くんし)の蘭」として珍重されてきました。
他の多くの熱帯性の洋ラン(カトレアなど)が温暖な環境を好むのに対し、シンビジウムは比較的低い温度(5℃程度)でも耐えることができる耐寒性を持ちます。この性質のおかげで、日本の冬の低温を利用して花芽を育てることができ、冬から早春にかけて豪華な花を咲かせることができます。これが年末年始の贈答品として定番になった理由の一つです。
シンビジウムの唇弁(リップ)には、斑点や線状の派手な模様が入ることが多いです。この模様は、受粉を手伝ってくれる昆虫に対して「ここに着地して蜜を吸いなさい」と場所を教えるための「ランディングサイン(着陸標識)」の役割を果たしていると考えられています。
「シンビジウム」の花言葉は「飾らない心」「奥ゆかしい優雅さ」「変わらない美しさ」「飾らない心の美」「華やかな恋」などがあります。この花の美しい花姿や寒い冬に健気に咲く事が由来になっています。

12月22日から12月24日の誕生日花まとめ
誕生日花を調べてみると、それぞれの日毎に複数あったり見るサイトによって違ったりで、本当は何の花?と戸惑う事もあります。今回は複数のサイトから情報を入手してこの記事を作成しました。自分の気持ちを花言葉で伝えてみませんか?
その花言葉に込められた思いが伝わるように・・・・。12月22日から24日までの誕生日花は、花言葉が神話に由来しているものが多いです。

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