「あなたの誕生花は何ですか?」12月19日から21日生まれの方へ贈る、とっておきのプレゼント。それは、あなただけの【誕生花】かもしれません。この花図鑑では、【誕生花】とその【花言葉】を、美しいイラストとともにご紹介します。
【英名】や【由来】、そして【花の特徴】まで、あなたの知らない【誕生花】の魅力をたっぷりとお伝えします。冬の寒さを忘れさせてくれるような可憐な花や、希望を象徴する力強い花など、個性豊かな【誕生花】があなたを待っています。
自分自身のことをもっと深く知りたい方、大切な人へのプレゼントを探している方、ぜひこの【花図鑑】を覗いてみてください。きっと、あなたにとって忘れられない【花】との出会いがあるはずです。
サイトによって誕生花が違いますので、その中から代表的な花をご紹介します。誕生日花は厳密に決められているわけではありませんので複数の花が存在します。
12月19日の誕生日花〜「ピンクのベゴニア」
12月19日の誕生日花は「ピンクのベゴニア」「スノーフレーク」「クリスマスローズ」「オモト」などで、今回は「ピンクのベゴニア」をご紹介していきます。
ベゴニア属の大きな特徴は、ほとんどの種で葉の形が左右非対称(片寄った形)であることです。これは、原産地である熱帯雨林の斜面や岩の壁に張り付くように生えることが多く、葉が壁面と反対方向、つまり下向きに効率よく水分を流し、自身を固定するために進化した形だと言われています。
属名である「Begonia」は、植物そのものを発見した人物の名前ではありません。17世紀にフランスの植民地総督として植物学を奨励し、採集者を支援したミシェル・ベゴン(Michel Begon)氏に献名されたものです。ベゴニアは、一つの株の中に雄花(おばな)と雌花(めばな)を別々に咲かせます。これを(雌雄同株)と言います。
雄花は花弁が多く、八重咲きや豪華な形になることが多いです。一方、雌花は通常、一重咲きで、花の付け根(子房)に翼(ひれ)状の三角形の膨らみがあるのが特徴です。この膨らみが将来種を作る部分です。
ベゴニアの仲間には、学名が「 Begonia grandis 」の「シュウカイドウ(秋海棠)」があります。このシュウカイドウは中国原産で江戸時代に日本に渡来し、現在では本州以南の各地で半ば自生しています。これはベゴニア属の一種ですが、古くから日本にあったため、園芸品種の「ベゴニア」とは分けて呼ばれることが多いです。
「ピンクのベゴニア」の花言葉は「愛の告白」「片想い」「丁寧」などがあります。ピンク色は愛情や優しさを象徴する色であり、豪華で華やかな花姿から「愛の告白」が、左右非対称の葉の形が片よって見える事から報われない「片想い」が、繊細な質感と色合いを持つことから「丁寧」という花言葉は付けられました。
他の色のベゴニアの花言葉もご紹介しましょう。赤色のベゴニアは「公平」、白色のベゴニアは「親切」、黄色のベゴニアの花言葉は「あなたを幸せにします」、どれもその花色のイメージから付けられたそうです。

12月20日の誕生日花〜「ツルウメモドキ」
12月20日の誕生日花は「ツルウメモドキ」「カトレア」「ピンク色のアルストロメリア」「ラークスパー」「クンシラン」「クリスマスローズ」「パイナップル」「アイビー」などたくさんのお花があります。この中から「ツルウメモドキ」の情報をお伝えしていきます。
「ツルウメモドキ」少し変わった名前の植物ですが、蔓性の植物で葉や花の形が梅に似ている事からこの名が付けられました。ツルウメモドキの実は、秋に熟すと、まず外側の黄色い果皮(さや)が三つに割れます。さらにその中から、鮮やかな赤い種皮(仮種皮)に包まれた種が現れます。
この黄色い外皮と赤い種子のコントラストが非常に美しく、生け花やリースなどの装飾に重宝されます。赤い種子は、冬の訪れとともに野鳥の重要な餌となり、鳥が実を食べることで種が遠くへ運ばれます。
「ツルウメモドキ」には「雄花(雄株)」を咲かせる木と、「雌花(雌株)」を咲かせる木があり、実がなるのは雌株だけです。雌株が実をつけるためには、近くに雄株があり、花粉が運ばれてくる必要があります。園芸店で実付きの苗を選ぶ際には、この点を確認しておくととても安心です。
「ツルウメモドキ」の花言葉は、「大器晩成」「真実」「強運」などがあります。蔓が伸びるのに時間がかかり、実をたくさんつけるようになるまでには数年かかる事から「大器晩成」が付けられました。
秋が深まると、外側の黄色い果皮が割れ、中から真っ赤な種が現れます。この二段階の開裂によって、中身の「実」が露わになる様子から「真実」が、蔓が長くて丈夫で、困難に負けずに成長し、冬の寒さの中でも美しい実を保つ強い生命力から「強運」が付けられました。

12月21日の誕生日花〜「ニオイバンマツリ」
12月21日の誕生日花は「ニオイバンマツリ」「白いツバキ」「カサブランカ」「スペアミント」などが挙げられます。この記事では、この中から「ニオイバンマツリ」の情報をお伝えします。
「ニオイバンマツリ」は南米原産の植物で、バンマツリを漢字で書くと「蕃茉莉」です。「蕃」は外国、「茉莉」はジャスミン(マツリカ)を意味します。つまり、「外国から来たジャスミンのような香りのする花」というのが名前の由来です。
この花は、夜間に活動する蛾などの受粉媒介者を惹きつけるため、夕方から夜にかけて特に香りが強くなります。 ニオイバンマツリの英名の一つは、「Yesterday-Today-and-Tomorrow(昨日-今日-そして明日)」という非常にユニークなものです。
咲き始めの花色は濃い紫で、1日経つとだんだんと色が薄くなり、数日経つと白に変化します。この色の変化が連続的に起こるため、一つの株に紫、淡い紫、白の三色の花が同時に咲いているように見え、とても華やかです。
和名に「茉莉(マツリ)」とありますが、マツリ(ジャスミン)がモクセイ科であるのに対し、ニオイバンマツリはナス科の植物です。ナス科の植物には毒を持つものが多いですが、ニオイバンマツリも例外ではなく、樹皮や葉、特に果実に有毒成分(アルカロイドなど)が含まれています。ペットや小さな子供がいる家庭での栽培には注意が必要です。
「ニオイバンマツリ」の花言葉は「浮気な人」「移り気な愛」「夢を叶える」「熱心」などがあります。花の色が咲き進むにつれて紫から白へと劇的に花色が変化する事から「浮気な人」「移り気な愛」が付けられました。
花が咲き乱れる華やかさや、その甘く強い香りが、人々に夢や希望を与え、願いを叶える力を象徴するとから「夢を叶える」、甘い香りを放ち、色の変化によって人目を引く事から「熱心」が付けられたと言われています。

12月19日から12月21日の誕生日花まとめ
誕生日花を調べてみると、それぞれの日毎に複数あったり見るサイトによって違ったりで、本当は何の花?と戸惑う事もあります。今回は複数のサイトから情報を入手してこの記事を作成しました。自分の気持ちを花言葉で伝えてみませんか?
その花言葉に込められた思いが伝わるように・・・・。12月19日から21日までの誕生日花、ベゴニア以外は長い名前の植物が2つもありますね。

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