JRA日本競馬振興会のCMでは、長澤まさみさん、佐々木蔵之介さん、竹内涼真さんたちと共演、明るい笑顔と愛らしい仕草の女優「見上愛さん」(みかみあい)が2026年の4月からスタートするNHKの連続テレビ小説のヒロインに選ばれたと発表されました。
朝ドラのタイトルは「風、薫る」で明治時代に実在した看護師のお話しです。そんな見上愛さんのプロフやドラマの見どころなどをご紹介していきます。
2026年前期朝ドラ主演女優見上愛さんのプロフ
小松菜奈さんやあいみょんさんにも雰囲気が似ている、ミステリアスな雰囲気がある見上愛さん。2025年前期のNHK朝ドラ「あんぱん」は今田美桜さん主演、2025年後期のNHK朝ドラ「ばけばけ」は髙石あかりさん主演で、3作品先の「風、薫る」のヒロインが見上愛さんに決定しました。
4文字のタイトルが続いていたNHK朝ドラですが、「風、薫る」のカンマは入っていますが一応4文字のタイトルです。
2019年から芸能活動を始めた見上愛さんは「ボイス110緊急司令室」で女優としての活動をスタート、その後「恋はつづくよどこまでも」や「MIU404」「きれいなくに」などに出演されました。
そしてJRAのCMや2024年に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では藤原道長の娘役を好演され全国区の女優に成長されています。ミステリアスでハーフのような顔立ちですが、国籍は日本で純然たる日本人のようです。小学校時代の夢は何と「首相」、とても野心家で大きな夢を持っていたんですね。
3歳から18歳までの15年間バレエを習っていて、中学高校はハンドボール部に在籍しつつバンド活動もこなし、とてもアクティブな学生生活を送られていました。その後、日大芸術学部に進学し演劇学科で演技の勉強をしながら女優業もスタートしています。
役作りをする時には必ずその役についての情報を集めてから、現場に出るという生真面目さがあります。ミレニアム世代と言われる2000年10月生まれの見上愛さん、これからの活躍そして2025年の朝ドラがとても楽しみですね。
「風、薫る」の時代背景やストーリーは?
ここからは「風、薫る」のストーリーや時代背景をNHKのホームページを参考にしながらお伝えします。物語の舞台は、文明開化が急速に進む明治時代です。まだ女性の職業が確立されていない時代に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性を巡る物語が「風、薫る」です。
実在した大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんという2人の人物が、この物語のモデルになっています。激動の時代を生きた2人のナースとその仲間たちを波乱万丈の物語として大胆に再構成した作品になります。
脚本は、TBS系「あなたのことはそれほど」(17年)「初めて恋をした日に読む話」(19年)などを手掛けた吉澤智子さんが担当されています。制作統括は大河ドラマ「光る君へ」の制作統括を務めた松園武大氏で、見上愛さんは、栃木県那須の山すその村で生まれた「一ノ瀬りん」を演じられます。
2008年後期「だんだん」以来、17年ぶりの「ダブルヒロイン」作となり、もう一人の主役はオーディションで選ばれます。
主演が決まった見上愛さんは、会見で涙を流しながら「ここに出てきた瞬間にやっと実感がわいて涙してしまいました」と泣き笑いのコメント。
「1週間前にこのお話を聞いた、今まで自分は、夢とか目標をあんまり決めないようにしてお仕事をしてきました。いろいろな出会いに制限をかけないためにと思って…でも、その中で朝ドラのオーディションには毎回挑戦していました。やっぱり出たいって思っていたんだな」としみじみと話されていました。
見上愛さんが芸能活動を始めたキッカケは?
中学時代に初めて観た舞台に衝撃を受けたことで、演劇の裏方の世界に憧れを持った見上愛さん。「演出をするなら、演技も経験しておかないと」という思いから、大学で演出を学ぶと同時に女優活動をしていました。詩人でもある「寺山修司氏」の言葉との出会いが彼女の現在を決めたと言っても過言ではありません。
中学入学を機に父の勧めでギターをはじめ、放課後に友人たちと吉祥寺のスタジオでバンド練習をしておられたそうです。身近な人たちから裏方について聞く機会も多く、見上さん自身も照明や演出、脚本などの裏方の仕事に魅力を感じ、「これだ!」と直感したことから、中学3年の頃には演劇の道に進むことを決意されたそうです。
「寺山さんの作品、難しかったです。でも、すごく好きになって」と振り返る見上さん。中学時代から将来を決めていた彼女ですが、いざ演劇をやってみると具体的に裏方の何をやりたいのかという自問自答を繰り返していたそうで、そんな時に出会った寺山氏の言葉が、見上さんの背中を押したそうです。
その言葉は『人間はもともと多面的なものだから、いろいろやることをわざわざマルチと言わなくていい』で、そこからいろいろやってもいいんだと思えるようになったそうです。
そして見上さんは「役者しかないと覚悟を決めて全部を賭けている方々の表現からはものすごい強さを感じます。でも、私はみんながそうじゃなくてもいいかなと思う。私はいろんなことに挑戦しながら、『女優“も”やってます』というかたちで一つひとつの仕事に真摯に向き合っていきたいです」と話されています。
女優という1つの道のみを極めるのではなく、いろいろな経験を積みながら成長していって欲しいですね。
2025年の4月から放送予定の「風、薫る」が楽しみですね。それまでにも見上愛さんをテレビやスクリーンで見る機会はたくさんあると思いますが、彼女の活躍を心から応援していきたいと思います。
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