PGAツアーの年間王者を決める「フェデックスカップ」。しかし、「フェデックスポイントの仕組みが複雑でよく分からない…」「ポイント配分方法はどうなっているの?」「最終戦でアドバンテージは無しって本当?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなフェデックスポイントの仕組みと、大会ごとの詳細なポイント配分方法を徹底解説します。さらに、プレーオフシリーズの最終戦におけるアドバンテージが無しになった背景や、その影響についても深掘り。
これを読めば、フェデックスカップの戦いが何倍も面白くなること間違いなしです!ぜひ最後までお読みいただき、PGAツアーの奥深い世界を堪能しましょう。
レギュラーシーズンのフェデックスポイントは?
プレーオフシリーズまでのレギュラーシーズンのポイントをおさらいしてみましょう。まずはメジャー4大会の1位から10位までのフェデックスポイントをご紹介します。
メジャー4大会とザ・プレイヤーズ選手権のフェデックスポイント
当然ですが、メジャー4大会とザ・プレイヤーズ選手権のポイントが一番高く設定されています。ベスト10フィニッシュをすれば、大きなポイントの上乗せになりますが、予選を通っても下位でフィニッシュすると当然ですが、あまりポイントをもらえません。
ただし4大大会とザ・プレイヤーズ選手権に限って言えば、通常の大会の1.5倍のポイントですので、この5大会での成績はポイント争いの中で、とても重要な戦いになります。
優勝〜750pt
2位〜400pt
3位〜350pt
4位〜325pt
5位〜300pt
6位〜275pt
7位〜250pt
8位〜225pt
9位〜200pt
10位〜175pt
シグネチャーイベント8試合のフェデックスポイント
メジャー4大会とザ・プレイヤーズ選手権に次ぐ大会として開催されているのが「シグネチャーイベント」8大会です。歴史のある大会が多く、ゴルフ界のレジェンドがホストを務める大会も数多くあります。1月の開幕戦「ザ・セントリー」から6月の「トラベラーズ・チャンピオンシップ」まで年間8大会開催されています。
優勝〜700pt
2位〜400pt
3位〜350pt
4位〜325pt
5位〜300pt
6位〜275pt
7位〜250pt
8位〜225pt
9位〜200pt
10位〜175pt
優勝のポイントは4大大会とザ・プレイヤーズ選手権よりも少ないポイントですが、2位以下のポイントは同じポイントが付与されますので、この8大会もポイント争いでは非常に重要な位置付けになります。ですので前年50位以内の選手+アルファーしか出られないシグネチャーイベントに出場する事が、翌年のシード権獲得の大きなアドバンテージになります。
上記以外のレギュラー大会とオルタネイト大会のフェデックスポイント
レギュラーの大会の優勝で獲得できるフェデックスポイントは「500ポイント」です。レギュラーの大会とはいえ、上位でフィニッシュしてポイントを上乗せしてい事が大事ですね。
<レギュラー大会>
優勝〜500pt
2位〜300pt
3位〜190pt
4位〜135pt
5位〜110pt
6位〜100pt
7位〜90pt
8位〜85pt
9位〜80pt
10位〜75pt
大きな大会は出場人数の制限がありますので、いわゆる裏の大会が同じ日程で開催されます。これがオルタネイトの大会です。年間5試合ほど開催されています。
<オルタネイト大会>
優勝〜300pt
2位〜165pt
3位〜105pt
4位〜80pt
5位〜65pt
6位〜60pt
7位〜55pt
8位〜50pt
9位〜45pt
10位〜40pt
レギュラー大会と比較すると約2分の1のポイントになっています。大きな大会に出られない選手は、オルタネイト大会での頑張りが重要になってきます。
まずは8月までのレギュラーシーズンでポイントランキング100位前後までに入り、オータムシリーズ終了時点で100位以内を目指す戦いが12月まで続きます。
レギュラーシーズンの最後に組まれているプレーオフシリーズのポイント配分情報の記事はこちらから。
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