穂高(小林 薫さん)が裁判官を退任します。その祝賀会で寅子は穂高と意見をぶつけ合います。その後、担当した裁判の被告と真摯に向き合った事でやっと心を開いてくれた所で、第14週が終わりました。この記事では第15週のストーリーを簡単にまとめてご紹介します。
第71話『密着取材』
1951年(昭和26年)に寅子は、日本より進んでいるアメリカの家庭裁判所を視察するために渡米します。視察後、帰国するとすぐに雑誌の取材の申し込みが来て、猪爪家で取材を受けることになります。花江を始め猪爪家の面々は、いつもと様子が違い緊張してしまいます。
第72話『家庭裁判所の母』
寅子はアメリカでみた愛が溢れる家庭裁判所の様子をラジオで話します。まだ女性の地位が確立していないこの頃、このラジオでも寅子は堂々と女性の社会進出についての意見をしっかりと聴取者に伝えるのでした。
多岐川と一緒にマスコミで取り上げられる事が多くなった寅子は、『家庭裁判所の母』などと言われるようになりました。判事としては妻の不貞が原因の離婚調停を担当する事になった寅子。
離婚調停の当事者、妻・福田瞳(美山加恋さん)は、判事が寅子という事で女性に有利な判断を下してくれるのではないか?と思っているようで、それに気づいた寅子は、判事は公平に判断を下す事を福田瞳に伝えます。
第73話『優未の本音』
寅子は新潟県の地方裁判所に転勤になります。この異動が決まった事で家族、特に娘の優未と溝ができてしまっていた事に気づきます。
仕事の忙しさにかまけて、なかなか家のことや娘と接する事が出来なかった事が原因でした。弟の直明からは、新潟への転勤は寅子1人で行った方が良いと言われるありさまでした。
第74話『向き合う寅子』
道男からも優未の面倒が見られていない事を指摘される寅子。さすがに寅子もここで、娘の優未と真剣に向き合う事を決意します。猪爪家の面々が揃った席で花江が『新潟には、猪爪家のみんなも一緒に行くわ。』と急に言い出します。
この申し出には、寅子もそれは出来ないと断りますが、花江の息子2人が家事を花江に任せっきりの寅子に対して不満をぶちまけます。この話し合いの中で、このまま行くと寅子は1人で新潟に行かなければならない状況になってしまったのです。
第75話『女やもめに花が咲く』
今まで家庭をおろそかにしてしまっていた事を猪爪家の面々に謝罪をした寅子。家族みんなに対して寅子が優等生を求めていたと話し、結局は娘の優未とふたりで新潟に転勤する事にしました。赴任した寅子は、三条支部の弁護士・杉田太郎たちに大歓迎されます。寅子は仕事が順調に進む中で、関係修復がまだ出来ていない優未との関係に悩んでいました。
新潟での2人暮らしは、二人の溝をより多くしていました。忙しく働く寅子に対して、新潟での生活に馴染めない優未。寅子はなんとかその溝を埋めようと努力します。
そんな中、仕事の方でもトラブルが発生します。山の境界線を決めるために、現地調査が行われましたが、その過程で裁判所書記官の高瀬と申立人の間にトラブルが発生したのです。高瀬には、人には言えない事情がありそうでした。そのため、寅子は嫌われることを覚悟して高瀬と向き合い質問するのでした。
いよいよ中盤から後半にさしかかってきた『虎に翼』です。旧友たちとの再会も果たし、これからどのようなストーリーが待っているのか?とても楽しみです。残り3ヶ月を切りましたので、そろそろ虎に翼ロスの準備もしておきましょう。既にみなさんご存知かと思いますが、次のNHK朝ドラは、橋本環奈さん主演の『おにぎり』、そしてその次の2025年前期が、今田美桜さん主演の『あんぱん』と食べ物ひらがな4文字のドラマが続きます。
コメント