日本の女子ゴルフツアー、JLPGAを熱心に応援している皆さんなら、「メルセデスランキング」という言葉を聞いただけで、ピリリと緊張感が走るのではないでしょうか?選手たちにとって、このメルセデスランキングは単なる順位ではなく、翌年のツアー出場権、すなわち「シード権」をかけた熾烈な戦いの証。
まさにプロゴルファーとしての未来を左右する、運命のランキングなんです。「一体、メルセデスランキングシードは何位までなの?」「リランキングって何?」そして「シードの条件って具体的にどうなってるの?」と、疑問に思っている方も少なくないはず。
この記事では、そんなあなたの「知りたい!」に全力でお応えします。メルセデスランキングの奥深さに迫り、シード獲得の舞台裏を徹底解説。さあ、女子プロたちの夢と現実が交錯する世界へ、ご案内しましょう!
メルセデスランキングシード、何位までが安泰?その厳しすぎる現実!
1年間をかけてポイント争いが繰り広げられる日本国内女子ゴルフの「メルセデスランキング」、翌年のシード権を得られるのはポイントランキング50位まです。JLPGA=一般社団法人日本女子プロゴルフ協会が国内で開催される大会とUSLPGAが開催するメジャー大会を対象に、順位をポイントに換算して1年間でポイントを争います。
各大会の優勝者には、3日間大会で「200pt」、4日間大会で「300pt」、国内メジャー大会で「400pt」そして海外メジャーでは破格の「800pt」が与えられます。2025年シーズンは「シェブロン選手権」で優勝した西郷真央選手と「AIG全英女子オープン」で優勝した山下美夢有選手が800ptをゲットしたことになります。
ただこの二人はアメリカの女子ツアーに本格参戦していますので、日本国内のメルセデスランキングはあまり関係ありませんね。
リランキング徹底解説!シード権への切符を掴むのは誰だ?
惜しくも51位以下だった選手でも55位までに入った5人には、翌年の第1回リランキングまでの出場権が与えれます。2025年のリランキングは2回あり、6月開催の「ニチレイレディース」と9月開催の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」終了後までの成績で、リランキングの上位者に翌週からの出場権が与えられるという制度です。
51位以下の選手はシーズン中でも好成績を残さなければ、シーズン途中でシード権を失ってしまう事もあります。逆にシード権が、持たない選手はリランキングまでにしっかりとポイントを重ねるのがマストとなります。
ランキングだけじゃない!複数年シードとは?
1年間で2勝した選手やその年の優勝してメルセデスランキング1位の選手には「5年間のシード」が与えられます。メジャー大会で優勝した選手には「3年間のシード」、そして年間で3勝以上すると「7年間のシード」が与えられます。
やはり優勝すると賞金以外に得られるものが大きく、ゴルフ人生を左右すると言っても過言ではありませんね。優勝した選手は、翌週以降の全試合の出場権が与えられ、翌年と翌々年のシード権が与えられます。
シーズンの初めに優勝すれば3年近いシード権がありますので、3年間の出場スケジュールがとても組みやすくなり、好成績を残せる好循環にもなります。
ランキングだけじゃない!公傷制度や下部ツアーからも!
メルセデスランキング50位以下でも翌年以降の出場権が得られる制度があります。1つはリランキングで上位になる事、シーズンオフに行われる予選会で上位に入る事、ステップアップツアーで上位2位までに入る事などがあります。
他にも主催者側の推薦枠があり、選手個人のスポンサーが大会のスポンサーだったり、それまでの大会で活躍した選手は、推薦枠で出場します。公傷と認められて選手や産休制度を利用する選手も居ますので、ランキング以外にも出場権を得られる選手がいるという事になります。
これらの出場権は細かく決められていて、出場権の中でも優先順位があります。詳細な情報はJLPGAの公式ホームページに掲載されていますので、より多くの情報が欲しい方は是非チェックしてみて下さい。

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