多数の日本人選手が活躍するLPGAツアーを追いかける皆さん、「CMEポイント」という言葉を耳にした時、このCMEポイントはなんぞや?と思われる方がいらっしゃると思います。
ツアープロにとって、このCMEポイントはまさに生命線。特にメジャー大会の優勝ポイントはレギュラー大会と比べて30%多くもらえます。これはポイント争いで、一発逆転のチャンスを秘めているという事です。まるで宝くじの1等賞、いや、それ以上の価値があると言っても過言ではありません。
でも、「結局、具体的にどれくらいポイントがもらえるの?」や「レギュラー大会情報も知りたい!」と思っている方も多いはず。
この記事では、そんなあなたの疑問を解消すべく、CMEポイントの全貌、特にメジャー大会の優勝ポイントと、見逃せないレギュラー大会情報について、ゴルフ好きの心をくすぐる情報満載でお届けします!さあ、CMEポイントの世界へようこそ!
女子ゴルフメジャー5大会のCMEポイントは?
メジャー5大会のポイントはレギュラー大会に比べて、130%アップのポイントが付与されます。レギュラー大会の優勝で付与されるポイントが「500pt」ですが、これがメジャー5大会だと「650pt」になります。
メジャー大会とレギュラー大会それぞれの獲得ポイントを順位ごとで比較してみましょう。
順位 |
メジャー大会獲得ポイント |
レギュラー大会獲得ポイント |
優勝 |
650 |
500 |
2位 |
416 |
320 |
3位 |
299 |
230 |
4位 |
234 |
180 |
5位 |
195 |
150 |
6位 |
169 |
130 |
7位 |
149.5 |
115 |
8位 |
117 |
90 |
9位 |
104 |
80 |
10位 |
97.5 |
75 |
20位 |
58.5 |
45 |
30位 |
32.5 |
25 |
40位 |
19.5 |
15 |
50位 |
9.75 |
7.5 |
ベスト10前後までの順位であれば、メジャー大会のポイント130%が大きな差になります。しかし30位以下の成績ですとメジャー大会のポイント付与アップが、あまりポイント争いに影響しない差ですので、メジャー大会では特に上位フィニッシュしたいのが選手の気持ちではないでしょうか。
男子アメリカゴルフツアーとのポイント獲得比較
アメリカ男子ゴルフツアーPGAの場合は、fedexポイントでレギュラー大会の優勝ポイントは女子と同じ「500pt」ですが、メジャー大会の次に位置付けされているシグネチャーイベントの優勝ポイントが「700pt」で、メジャー4大会の優勝ポイントは「750pt」に設定されています。
これはそれぞれレギュラー大会に比べて140%と150%となりシグネチャーイベントとメジャー大会での上位フィニッシュが、ポイント争いの上で非常に重要になります。
女子と男子を比較するとメジャー大会のポイント付与は、男子の方が高い設定ですので、メジャー大会により比重を置いているのが男子ツアーという事になります。
国内女子ツアーとのポイント比較?
日本の女子ゴルフツアーJLPGAのポイントとアメリカの女子ゴルフツアーを比較してみましょう。日本の女子ゴルフは、国内の大会を3つのカテゴリーに分けてポイント付与されます。
アメリカの女子ゴルフツアーの獲得ポイントは、日本とは獲得ポイントが別カウントのものになりますので単純にポイントだけでは比較できません。
CMEポイントとメルセデスポイントを単純に獲得ポイントで比較すると2倍までの差はありませんが1.5倍以上の獲得ポイントの差があります。

Screenshot
日本の女子ツアーは3日間大会も多く、4日間開かれる大会やメジャー大会よりも獲得ポイントが少なく設定されています。JLPGAのホームページから引用した獲得ポイント一覧表は以下の通りです。アメリカの男女ツアーと大きく違うのは、アメリカのメジャー大会で獲得したポイントも付与されるという制度です。
アメリカのメジャー大会で獲得出来るポイントが、国内メジャーの2倍になっていますので国内女子ツアーを主戦場としているプロたちも海外メジャーで活躍すると、破格のポイントがもらえるという事になります。
海外メジャーに出場するためには予選会で好成績を収めたり、該当する大会で上位に入るなど、とても険しい道のりです。
CMEポイントの事を知ると、ゴルフ観戦がさらに楽しくなります。是非シーズンを通したポイント争いやシード権争いにも注目してアメリカ女子ゴルフツアーを楽しみましょう!!!
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