1年間の放送がいよいよ佳境にはいったNHKの大河ドラマ<どうする家康>は残すところあと3話になりました。徳川四天王と呼ばれた家臣たちは、すでに亡くなり、側近では松山ケンイチさん演じる本田正信ただ1人になってしまいました。
世代交代も進み、ドラマは大阪の陣<冬><夏>を残すのみとなっています。そこで残り3話の展開や最終話のエンディングについてお伝えしていきます。ネタバレ情報がありますので、事前情報を知りたくないという方は、放送を楽しみに待って下さい。
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12月3日(日)放送 第46話<大阪の陣>のあらすじは?
豊臣家復活を願う方広寺の鐘に、徳川家康(松本潤さん)を呪う言葉が刻まれたというのが11月26日放送の45話の最後の場面で出てきました。家康は茶々(北川景子さん)が徳川に従い、人質として江戸に来ることを要求しました。
この要求に激怒したのが、豊臣家の家臣 大野治長(玉山鉄二さん)は、両家の仲介役でありながら徳川寄りの片桐且元(川島潤哉さん)の暗殺を計画しました。一方、徳川側は、家康の孫<千姫>の安否を気遣っていました。
しかし鐘の件で、後に引けなくなった家康は、大戦を決意し本田正信と一緒に肩を並べて鎧兜を付けるのでした。『こんな格好をして笑われんかの〜』と本田正信に話しかける家康に『秀忠様は、自分が全軍を率いるとおおせです』と正信。『それはならん!この戦は、徳川が汚名をかぶる戦じゃ!汚名をかぶるのはわし1人で十分じゃ』と家康が返し、正信もそれに応えて『それがしも一緒にいきます』と応えます。
一方、豊臣側の拠点である大阪には、10万人もの牢人が集まり、その中には大谷吉継の息子・大谷吉治や真田信繁、後藤基次などの顔ぶれもありました。連戦連勝の徳川勢を止めたのは、またしても<真田>でした。
大阪城唯一の弱点と言われているお城の南側から攻める徳川の軍勢でしたが、そこに<真田丸>を作って応戦しました。そこで、これも前回の前振り回収となる、三浦按針(村雨辰剛さん)に用意させたイギリス製大筒大砲の出番となります。この大砲で大阪城に集中砲火を浴びせて武力の差があることを豊臣側に見せつける作戦を決行したのでした。
12月10日(日)放送 第47話<老獪な和睦>のあらすじは?
イギリス製大筒大砲での集中砲火は続き、昼夜を問わないこの攻撃に、大阪城内の本丸にいた侍女たちに多数の死傷者が出てしまいました。これには流石の茶々(北川景子さん)も恐怖を感じるのでした。
家康(松本潤)の代理として、側室の阿茶(松本若菜さん)が、そして茶々の代理として初が交渉をします。そして、二人の話し合いの結果、講和が成立しました。
しかし、このまま戦が終結するとはだれも思っていませんでした。その後家康が『卑劣と言われようとも、次の世代に豆粒ほども禍根を残してならぬ。』と本田正信に伝え『その通り!』と正信が答えました。
成立した講和の内容は、豊臣秀頼(作間龍斗さん)と茶々の身の安全を保証する事と、豊臣方に味方した牢人たちを処罰しないことを約束する代わりに、二の丸、三の丸を破壊し真田丸を埋めさせました。これにより、豊臣秀吉が作った<難攻不落の大阪城>での籠城に終止符を打ったのです。これを家康が<老獪>と考えるのか?秀頼の器量不足と考えるのか?意見が分かれるところです。
12月17日(日)放送 第48話最終話<大坂夏の陣>あらすじは?
関ヶ原の戦いから20年後、慶長19年(西暦1614年)の<大阪の陣>の翌年、慶長20年(西暦1615年)から物語がスタートします。
京の都では、各地から集まった牢人たちが、悪事を働いて治安が悪化していました。そこで家康は京を管轄していた豊臣秀頼に対して<国替え>を命じましたが、これを秀頼が拒否したことで<大坂夏の陣>が始まってしまいます。
先に行われた<大阪の陣>で<真田丸>を失い、<難攻不落>ではなくなっていた<大阪城>でしたので、徳川方の攻撃に耐えられる術はなく、豊臣側の有力な武将たちは、次々に命を落としていきました。
そんな折、茶々が『もう終わりじゃ』と呟き、豊臣家の終焉を悟りました。家康の孫の千姫は、茶々と豊臣秀頼と一緒に死ぬ覚悟でしたが、父である徳川秀忠(森崎ウィンさん)のもとに返されました。家康に謁見した千姫は、茶々と秀頼の命乞いをしますが、それを家康は一蹴しました。
『戦のタネを残しておくことはできぬのじゃ!』、それに対して千姫は『おじいさまは、鬼じゃ!』と実の孫に罵られてしまうのでした。最後の戦でも家康は、自分がすべての汚名を被ることで、先々に怨恨を残さないようにしたのでしょう。<戦なき世>を作るために、自分が悪者になることも厭わない家康ってやっぱりすごい人物だってのです。
この年の6月7日に大阪城から火の手が上がり、茶々と豊臣秀頼、そして側近の大野治長(玉山鉄二さん)は自害されました。
ラストは、流石にテレビ放送を見て頂きたいのでネタバレはしませんが、病に臥している家康の元に本田正信(松山ケンイチさん)が訪れ二人で手を取り合って・・・・。その後、本田正信も・・・。最愛の妻である瀬名の元に旅立ったのでした。
ラストの詳細は、是非是非、本放送を楽しみにお待ち下さい。
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