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世界の祝祭日情報フランス編!祝日の起源や由来と移動祝日情報も!

世界の祝祭日情報

海外と取引をしていると、とても重要になってくるのが取引相手となる国の祝祭日情報です。海外旅行を予定している方も事前に祝祭日情報がわかれば、予定も組みやすいと思います。

そこで世界各国の祝祭日情報を地域ごとに調べてみました。今回はフランスの祝祭日情報をお伝えします。祝日になった由来も合わせてお伝えします。

世界の祝祭日フランス編1〜6月

毎年、日にちが変わる『移動祝日』は、その祝日の期間を書きます。キリスト教にちなんだお休みが多いのが、フランスの祝日の特徴です。ヨーロッパは夏のバカンスが長く、1ヶ月前後取られる方が多いです。

<1月1日〜Jour de l’An>元旦。世界共通のお休みです。日本のような年末年始の長期休暇はなく、1月2日から通常通りの生活になるのが、フランス流です。

<1月6日〜Épiphanie>公現祭。現世に降誕したイエスを礼拝するために、東方からベツレヘムへとやってきた3人の博士の前に、イエスが「顕現(けんげん)」したことを祝福したと言われている日になります。

<3月22日から4月25日で変動〜Pâques>復活祭。イエス・キリストの復活を祝うキリスト教の重要な祝日で、日付は3月末から4月末の間で、毎年変動します。

<3月22日から4月25日で変動〜Lundi de Pâques>復活祭の月曜日。復活祭の翌月曜日の祝日になります。『イースター』とも呼ばれ、その定義は、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」になっています。イースターとはイエスキリストが復活した日を指すことからキリスト教の暦に関係する祝日になります。『エッグハント』もこのイースターでは欠かせないイベントになっています。

<5月1日〜Fête du Travail>メーデー。世界共通の労働者の日で、デモやイベントが行われます。5月1日のすずらん(Muguet)は幸運をもたらすと信じられていて、この日に大切な人に1年の幸運を祈ってすずらんを贈る人が多いそうです。

また、『労働者の日』のこの日は、元旦と同じくらい各種サービスが少なくなる日なので注意が必要になります。

<5月8日〜Victoire 1945>戦勝記念日。第二次世界大戦でドイツが降伏をした日になります。パリの空港など様々なところでその名が残されているシャルル・ド・ゴール将軍がラジオでフランス全土に終戦を告げました。<ヨーロッパ戦勝記念日>とも言われています。

<5月から6月〜L’Ascension et la Pentecôte>昇天祭。キリストの昇天を記念する日で、復活祭から40日後と決まっている移動祝日で必ず木曜日になります。イースターのような大々的なイベントは行いませんが、教会でミサが開かれます。

フランスでは翌日の金曜日に有休を取って4連休にする人も多く、このような休み方をポン(Pont)と呼ばれています。

世界の祝祭日フランス編7〜12月

<7月14日〜Fête nationale>バスティーユの日。フランス革命の記念日で、フランスの国民的祝日です。日本語では『パリ祭』と呼ばれているフランスの祝日で、フランスではキャトルズ・ジュイエ(14 Juillet / 7月14日の意)と呼ばれる特別な日。

1789年に発生しフランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃が起こったのが7月14日であったことに由来しています。

<8月15日〜Assomption>聖母昇天の大祭。聖母マリアが天に昇ったことを記念するカトリックの祝日です。フランスでは時期として夏休み中ということでこの時期に様々な祭りを行うところが多いです。

パリでは『セーヌ川』のサン・ルイ島とシテ島付近で行列を行ったり、ル・ピュイ・アン・ヴレでは『マリア祭』を、カトリックの総本山であるルルドには多くのキリスト教徒が集まったりします。

11月1日〜Toussaint>諸聖人の日。天国にいるすべての聖人を記念する日です。フランスでは長い夏休みが終わって、新年度始まって最初のバカンスの時期になります。翌日11月2日は「死者の日」ですが、祝日ではないため、1日にお墓参りをする人も多く、日本で言うお盆はこの時期になります。

<11月11日〜Armistice>第一次世界大戦終戦記念日。第一次世界大戦の休戦協定が調印された日で、翌1919年にヴェルサイユ条約が結ばれたことにもつながっていきます。この日は5月8日の第二次世界大戦の終戦記念日のように慰霊祭が開かれています。

<12月25日〜Noël>クリスマス。キリストの誕生日を祝う日で、フランス語でクリスマスはノエル。日本人にとってのお正月的な行事で、家族や親戚が集まって過ごす方が大半です。

12月に入る頃にはいろいろな街でクリスマスマーケットが開催され、中でもストラスブールを始めとしたアルザス地方は有名です。このクリスマスからフランスでは年末年始の休暇に入り、そして元旦を迎えて翌1月2日から通常の生活へと戻るという生活スタイルです。

まとめ

フランスの祝祭日・休日はキリスト教関連のものが多いため、私たち日本人には馴染みのないものも多くあります。そしてその多くが毎年日付が変わる「移動祝祭日」です。これは、キリスト教において最も重要な祝日である復活祭(イースター)が「春分の日以降の満月の次の日曜日」と決められているおり、その復活祭から起算した休日が多いからという理由です。

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