2025年後期のNHK朝ドラとなる、第113作目の連続テレビ小説は『ばけばけ』に決定した事が発表されました。
松江の没落士族の娘・小泉セツと外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)夫婦の物語です。「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた、名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語です。
2025年度後期 連続テレビ小説「ばけばけ」のモデルとなった人物は?
第113作目の連続テレビ小説は『ばけばけ』の主人公は、当時はとても珍しかった国際結婚をした一組の夫婦の物語です。そんなドラマのモデルとなったお二人をご紹介しましょう。
小泉セツさん( 1868-1932)
小泉セツさんは、松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、直後に稲垣家の養女になります。没落した家を支えるため11歳から織子として働き、1886年に18歳で結婚するも、1年で夫は出奔してしまいます。
その後、松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンのもとで住み込みで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をします。再話文学の語り手として、ハーンの著作に大きく寄与したそうです。
ラフカディオ・ハーンさん(日本名は小泉八雲さん)( 1850-1904)
ラフカディオ・ハーンさんは、ギリシャ生まれのアイルランド人(英国籍)。アメリカでジャーナリストとなった後、1890年に来日します。松江に英語教師として赴任します。その後、熊本五高、東京帝国大学、早稲田大学でも教鞭をとられました。
1896年、小泉セツと結婚、日本に帰化し、小泉八雲を名乗るようになります。『知られぬ日本の面影』『怪談』など、日本の古来の文化を記した著作は高く評価されています。
2025年度後期 連続テレビ小説「ばけばけ」ヒロインは?
小芝風花さん(27歳)、森川葵さん(28歳)、橋本愛さん(28歳)、仁村紗和さん(29歳)、中田青渚さん(24歳)、山谷花純さん(27歳)、吉岡里帆さん(31歳)、藤間爽子さん(29歳)、堀田真由さん(26歳)、松本穂香さん(27)、蒔田彩珠さん(21歳)などNHKのドラマに出演履歴がある女優さんがNHK朝ドラ「ばけばけ」のヒロイン候補です。
もちろんオーディションで決まるヒロインですが、この中から予想をすると小芝風花さん、橋本愛さん、吉岡里帆さん、松本穂香さんあたりが大本命ではないでしょうか。伊藤沙莉さん、橋本環奈さん、今田美桜さんと続く朝ドラのヒロインですので、現在もテレビで見る機会が多い女優さんが選ばれるのではないでしょうか。
2025年度後期 連続テレビ小説「ばけばけ」のストーリーは?
『この世はうらめしい。けど、すばらしい。』という言葉通り人魂(ひとだま)よりさまよい、お化けより生きるのが下手くそな人たちに囲まれ、幽霊よりもこの世をうらめしく思う没落士族の娘・松野(まつの)トキが主人公です。
絶対取り憑(つ)かれてるんじゃないか、早くお祓(はら)いに行った方がいいんじゃないかぐらいのつまずきを繰り返しながら、どこか憎めない人々と共に、トキはそれでも前向きに生きていきます。その人生の途中で出会うのが、ゴースト以上に居場所を見つけられず、トキ同様この世をうらめしく思いながら、世界を転々とした末に日本にたどり着いた異国人ラフカディオ・ハーンです。
トキは妖怪よりも厄介(やっかい)な彼に手を焼きつつも、怪しい話好きという共通点から次第に心を通わせると、うらめしかったこの世界は、いつしか、かけがえのない素晴(すば)らしいものに化けていくというストーリーです。
【タイトル「ばけばけ」に込めた思い】製作者サイドのお話
このドラマは「化ける」物語です。急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん「化けて」いきます。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきました。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに「化けて」いくのです。(ホームページから引用しました)
ヒロイン・松野トキが生まれ育つ島根県から物語は始まります。その後、ヒロインの人生が進むにつれて、舞台地も熊本など各地に移り変わっていきます。また詳細な情報が発表されましたら、この記事に追記してご紹介していきます。
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