パリ五輪マスコット「フリージュ」と歴代五輪マスコット大集合!
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パリ五輪マスコット「フリージュ」は何者?
2024年開催予定のパリ五輪・パラリンピックのマスコットは「フリージュ」です。フランス革命の象徴である「フリジア帽」をモチーフにしたユニークなデザインで、男女2体のマスコットが存在します。
名前の由来は、フランス語で「自由」を意味する「フリジア」から来ており、男女2体を表す「ジュ」を組み合わせて名付けられました。上半身はフリジア帽、下半身はスポーツウェアを着用しており、フランス国旗にも使われているカラーブルーとレッドの2色を基調とし、男女それぞれ異なる色合いになっています。
そして、体を表す部分には『オリンピックエンブレム』があしらわれています。この『フリージュの使命』は、スポーツを通して世界中の人々に自由と平等、そして兄弟愛を伝える事と、大会を盛り上げ、参加者一人ひとりが輝くためのサポートをする役割になっています。
歴代五輪マスコット大集合!夏季オリンピックマスコットを振返り
パリ五輪マスコット「フリージュ」以外にも、歴代の五輪には様々なマスコットが登場してきました。ここでは、1972年のミュンヘンオリンピックから1988年のソウルオリンピックまでのマスコットをご紹介します。
1972年 ミュンヘンオリンピック(ドイツ)
マスコット名〜『ワルディ』
マスコットのモチーフ〜ドイツ国内で人気のある犬種『ダックスフンド』
<このオリンピックの振り返り>
アメリカの競泳選手『マーク・スピッツ選手』が、7つの金メダルと7つの世界記録を出しました。この大会から新たに採用された競技が、男子の『インドアハンドボール』『カヌー』&『カヤック』のスラローム競技です。
また『アーチェリー』競技も52年ぶりに復活したのもミュンヘンオリンピックでした。ただこの大会は、パレスチナの武装組織が選手村を襲い、イスラエルの代表選手と警察官が犠牲になった、とても痛ましい事件も起こりました。
1976年 モントリオールオリンピック(カナダ)
マスコット名〜『アミク』
マスコットのモチーフ〜『ビーバー』がモチーフで、名前の由来は先住民族アルゴンキン族の言葉でビーバーの事を『アミク』というところから来ています。
<このオリンピックの振り返り>
この大会では、人種差別への抗議の意味でアフリカの22カ国がボイコットしました。『バスケットボールの女子競技』『ボート競技』『ハンドボール』が新競技として採用された大会です。
この大会は誰が何と言おうと女王『コマネチ』が主役でした。彼女はこの時、まだ14歳でした。オリンピック初となる『10点満点』を出し、合計7種目で10点満点をだして観衆を驚かせました。日本選手団の中では、女子バレーボールの金メダルが一番大きな話題でした。予選から決勝まで負けなしの完全優勝を果たした大会でもあります。
1980年 モスクワオリンピック(ロシア当時はソビエト)
マスコット名〜『こぐまのミーシャ』
マスコットのモチーフ〜その名の通り『こぐま』がモチーフ。ロシア語的には、『ミシュカ』の発音が近いです。このキャラクターをデザインしたのは、有名な絵本作家『ヴィクトル・チジコフ』氏の作品です。
<このオリンピックの振り返り>
ソビエト連邦がアフガニスタンに軍事侵攻した事が引き金となり、西側諸国の多くがボイコットした大会です。日本もボイコットに加わった為、代表に選ばれいた選手は皆 涙しました。そんな混乱の中、ソ連のアレクサンドル・ディチャーチン選手は、体操競技男子の全種目でメダルを獲得しました。
これは史上初めてオリンピック1大会で8個のメダルを手にした快挙です。珍事としては、初採用された競技『グランドホッケー女子』は開催国ロシア以外の出場国がなく、ジンバブエが急遽出場することになり、大会開幕1週間前にチームを結成後、モスクワに急行して金メダルを獲得するサプライズを起こしました。
1984年 ロサンゼルスオリンピック(アメリカ)
マスコット名〜『アミク』
マスコットのモチーフ〜イーグル(鷲)で、アメリカの国鳥であるハクトウワシをイメージにディズニーが作成
<このオリンピックの振り返り>
前回のモスクワ大会で西側諸国がボイコットをした事に対する対抗措置なのか、ソ連主導でボイコットする国が出た大会です。この大会から『パラリンピック』も同時開催されるようになりました。
競技に目を向けてみると、陸上競技で『カール・ルイス』が4冠を達成して世界の注目を集めました。競泳男子400m自由形では、予選9位以降で争う決勝Bのタイムが、本当の決勝である決勝Aのタイムを上回るという珍事も起こっています。これはオリンピックの歴史でも例を見ない出来事でした。
1988年 ソウルオリンピック(韓国)
マスコット名〜『ホドリ』
マスコットのモチーフ〜アムール虎。韓国語の『ホ』は虎の意味で『ドリ』は男の子を意味しています。
<このオリンピックの振り返り>
カナダの『ベン・ジョンソン』選手が世界記録で金メダルを獲得しましたが、ドーピング検査で陽性となりメダルを剥奪されるという事態に。『テニス』競技はこの大会から復活し、女子の『シュテフィ・グラフ』選手が優勝し、テニスの4大大会と合わせて『5冠』を達成しました。
他には、スピードスケーターでもある『クリスタ・ルディンク=ローテンブルガー』選手(ドイツ)が、自転車競技で銀メダルを手にしました。冬季オリンピックで2個のメダルを持つ『ルディンク=ローテンブルガー』選手が、同じ年に夏冬両方のオリンピックでメダルを獲得した史上初のアスリートとなりました。
競泳では、アメリカの『マット・ビオンディ』選手が、5個の金メダルを含む7個のメダルを獲得しています。
バルセロナオリンピック以降のマスコット情報やその由来、そしてそれぞれのオリンピックがどんな大会だったかの振り返りは、別の記事でご紹介します。
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