ゴルフとビジネスは、一見異なる世界のように思えますが、実は共通点が多く、ゴルフを通して得られる学びをビジネスに活かすことができます。この記事では、コースでもビジネスでも役立つゴルフ格言をご紹介します。日本のゴルフ界を牽引した、日本人プロゴルファー10人から学んでみましょう。
1. 心技体?体技心!
『ゴルフは心・技・体ではなく、体・技・心の順なのだ。』尾崎将司プロ
ゴルフのプレーにおいて最も重要なのは、精神的な強さです。プレッシャーに負けず、集中力を維持することができれば、技術的な課題も克服しやすくなります。ビジネスにおいても同様で、困難な状況に直面しても冷静さを失わず、最後までやり遂げる精神力が必要です。
2. 悪い状況での対応力
『腕前は一流たれ!しかし練習するのは三流コースがよい』中村寅吉プロ
ゴルフは、常に平らな場所から打つわけではありません、思いもよらぬシチュエーションや過酷な状況でのショットが求められる三流のコースで腕を磨くという事です。あらゆる状況におかれても対応しる能力がビジネスでも求められますね。
3. いつでも集中力を保つ
『すべては1球のために!』中嶋常幸プロ
美味しい料理がたくさん並んでいる食卓があったとしても、食べられるのは『1品』づつです。ゴルフにおいては、1球1球を大切にして、その1球に全力を注ぐという意識が必要だと中島プロは言っています。ビジネスでも目の前の課題を集中力を持って1つづつクリアしていくことが大事ですね。
4. 永遠にスキルアップは必要
『一度気を抜いたゴルフをするとそれが癖となって、いざというときに悪さをしてしまう』杉原輝雄プロ
常にベストを尽くすというお言葉です。人間は楽をしたいと思う生き物です、一度気を抜いてしまう事を覚えてしまうと取り返しのつかない事になってしまいます。
他にも「100点で勝った試合などない。ラッキーばかりで、それを埋めるには練習や。勝ったのではなく、勝てたんや」や「一生懸命にならな損やんか。あきらめたらあかん、粘らなあかん。そうせんと自分が損するだけやないか」などの名言も残しています。
5. 継続力
『教訓は過去のいいプレーからは得られない。いいプレーは甘い記憶でしかなく、思い出しては酔い痴れているだけである』青木功プロ
人は、良い記憶はずっと覚えていますが、悪い記憶は消し去ろうとします。ミスが起きた時は、ビジネスでも、メモなどをとって同じ過ちをしないようにしましょう。
6. ミスからの学び
『ゴルフはミスのスポーツです。そのミスがなぜ出るのかを追求し、少しでも出ないように創意工夫しながら練習して実戦ラウンドで活かす、その繰り返しだと思います。』藤田寛之プロ
ゴルフは、常にミスとの戦いが続くスポーツです。常に練習を続け、自分で考えながら実戦に生かすことが、とても重要です。ビジネスにおいても、繰り返し繰り返しの作業をいかに工夫をし、それを継続することが大事です。
7. 自分を信じる
『100%です。結果が悪くてもそれが実力です。僕は調子が悪いとかいいとか思ったことはないんです。それも含めて自分の力だと思っていますから』石川遼プロ
自分の立ち位置をしっかりとわかっておくことが重要ですし、今の自分は、現在進行形ではベストだと思う事も大事です。
8. まずは体が一番、最後に心!
『ゴルフは心・技・体ではなく、体・技・心の順なのだ』ジャンボ尾崎プロ
ジャンボらしい言葉ですね。まずはしっかりと体を鍛えて技を磨き、最後に心の準備をするという事です。まあその心が一番難しいんですけどね。
9. 極限状態でも平常心を持つ
『プレッシャーを楽しみたい』『イップスは試合でしか治せない』倉本昌弘プロ
クラブが振れなくなってしまう1種の職業病が『イップス』です。倉本プロもこの病にかかり、長い時間をかけて克服したと語っています。1流プロでもプレッシャーを感じるシーンがたくさんあると思いますが、それを楽しむ心の余裕は必要だという事です。
10. 苦しさの中から楽しみを!
『楽しまなきゃゴルフじゃない。苦しまなきゃゴルフじゃない』丸山茂樹プロ
ゴルフの難しさを表している言葉です。楽しむ事も大事ですが、当然苦しみも乗り越える必要があるスポーツがゴルフです。苦しいからこそ、楽しむことが大事です。
スポーツの名言は、ビジネスの世界でも役立ちます。一流のプロたちが、一流だからこそ言える格言は、皆さんの生活でも役立つのではないでしょうか。
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