あなたは「早生まれ」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?日本では1月1日から4月1日生まれの人を指しますが、実は韓国ではその定義が大きく異なります。
同じアジアでも、国によって年齢の数え方や学年の区切り方が違うため、早生まれの概念も様々。この記事では、韓国の早生まれ事情を徹底解説し、日本との違いを分かりやすく比較します。
さらに、他のアジア各国の早生まれ事情も紹介し、あなたの疑問を解消します。年齢に関する驚きの発見があるかもしれません。ぜひ最後まで読んで、アジアの年齢ルールに詳しくなりましょう!
え、〇月生まれが早生まれ!?韓国と日本の早生まれ、驚きの違いを徹底解説!
以前は、新学期が3月から始まる韓国では、1月、2月生まれの子供は、その前年生まれの子と同じ学年で入学することが出来ました。
同じ学年の中でも3月〜12月生まれの子は、1月〜2月生まれの子より常に1歳年上という状態は、日本の早生まれと同じです。しかし、日本よりも年齢の上下関係が厳しい韓国では、同い年と人間関係が構築しづらい早生まれの学生はとても苦労しているそうです。
それほどまでに、韓国では年齢による区分けがとてもシビアで、この制度に対して賛否両論あったようです。
現在の韓国では、1月1日から12月31日生まれまでの子が同じ学年という区切り方をしています。 日本でいう早生まれが現在の韓国の学年の区切り方にはなくなっています。ところ変われば早生まれの考え方や制度が変わるという事ですね。
年齢の数え方が韓国では、数え年から満何歳に!
年齢の数え方を、韓国では長年使われてきた2種類の年齢の数え方が、国際基準へと変更する新法が施行されました。 この新法によって、生まれた時点で1歳とする、伝統的な「数え年」の制度が廃止されました。
また、生まれた時は0歳で、1月1日を迎えるごとに1歳年を取る数え方も使われなくなりました。現在は、日本などと同じ誕生日を基準に年齢を重ねていく「満年齢」が採用されました。この制度によって国内に混乱はあったものの、人によっては2歳も年齢が若返ったそうです。
日本だけじゃない!世界各国の早生まれ事情は?
ざっと世界各国に早生まれがないかを調べてみるとイギリスに早生まれというものがありました。イギリスでは、6〜8月生まれが「サマーボーイ」、「サマーガール」と呼ばれ、早生まれの扱いになります。4月から7月生まれの小学3年生はイギリスではYear5となり、学年が2つも上がるそうです。
日本の新学期は4月始まりですが、世界的には夏休み明けの9月が新学期になる国が多いです。この場合「早生まれ」扱いになるのは6月から8月に生まれた子供たちという事になります。
日本が4月始まりになった経緯は、国の会計年度によるものです。以前は農家を営む日本人が多く、政府の税金収入源が米だったため、秋に収穫した米を現金に換え、納税されてから予算編成をしていくには、1月始まりでは間に合わなかったことが要因です。
国の会計年度は、財政法という法律で「4月1日から翌年3月31日まで」と定められた事から新年度が4月という事になりました。
どこの国も小さい頃の1年の差は、とても影響が大きく計画的に出産を考えるケースもあります。
アジア各国の新年度を調べてみました。シンガポールは 1月、韓国は3月、インドは地域によって違い4月~7月、タイは5月、フィリピンは6月と、国によってまちまちです。
南半球のオーストラリアとニュージーランドは、1月末~2月初めとなっています。季節が北半球と逆ですので夏に新学期がスタートするという事ですね。
国が変われば新年度も変わりますので、転勤などで海外に行かれる方は事前に確認をした方が良いでしょう。
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