大きなジョッキで運ばれてくると、とても美味しそうなお店の『生ビール』、ついつい『生くださーい!』と注文したい方は多いと思います。私はどちらかと言えば小さなコップでちびちびと瓶ビールを呑んでしまいます。
今回は『生ビールVS『瓶ビール』と題して、値段や味そして量の違いやコスパはどちらが良いのか?この記事で、徹底比較していきます。
瓶ビールと生ビール味の違いはあるのか?
瓶ビールと生ビールの原料や成分は、基本的には同じです。ビールの一つの特徴として瓶ビールであれば栓を抜いた瞬間に、生ビールの場合は、生ビールが入っている樽(たる)の、シールキャップを開けた瞬間から、徐々にガスが抜け出していきますので時間経過とともに少しづつ劣化していくのです。
樽(たる)の大きさは大体8L~20Lで、使いきるのに時間がかかるので、あらかじめガスを強めに入れられていますので、樽を開けた瞬間と時間が経過したものでは炭酸の量が変わり、味も変化していきます。
ビールというものは空気に触れた瞬間から、味が変わっていく(落ちていく)ので、樽単位で量が多い生ビールは、あらかじめ炭酸を多くして調整(劣化対策)を行なっているのです。
これに対して瓶ビールは、蓋を開けた後すぐに飲み終わるのを想定して作っているため、ビールに対してのガスは黄金比になっています。あまり知られていませんが、味だけで考えると、ビールの王様は瓶ビールという事になります。
瓶ビールと生ビールの原価は?
生ビールの中ジョッキのサイズは500mlが一般的です。瓶ビールは大中小のサイズがあり、それぞれの容量は『633ml』『500ml』『334ml』です。中ジョッキと同じ容量の中瓶を比較してみましょう。
生ビールは20リットルの樽が12,000円前後で売られています。一方中瓶の瓶ビールは、1本300円前後です。20リットルの樽から58杯の中ジョッキができるとすると、生中1杯が『207円』ですので、お店側としては断然生ビールを売った方が利益が出るという事になります。
ジョッキの場合は、底上げされているものや泡を多めに注げばビールの量を減らすこともできますので、生の中ジョッキと瓶ビールの中瓶が同じ値段のお店では、瓶ビールを選択する方が良いという事になります。
瓶ビールと生ビールコストパフォーマンスが良いのは?
コスト的には断然『瓶ビールがお得』の理由が他にもあります。それは1杯と1本の量の違いです。500mlが入る中ジョッキですが、先程お話ししたように『底上げグラス』が多く、またビールサーバーから注ぐときに20%〜30%泡が出来ます。
ということは中ジョッキに入るビールの量は350~400mlという事になり、瓶ビールとのコスパの差がさらに広がるという事になります。最近はノンアルコールの飲み物も増えており、一昔前のように1杯目が、ビールという訳でもなくなってきています。
とりあえず『生』でみんなが乾杯するのではなく、それぞれが自分の好きな飲み物を、1杯目から選び好きなように、好きなスタイルでお酒を楽しむ時代なのかもわかりませんね。最近では会社の飲み会も減って飲みにケーションなどという言葉も死語になってきています。
まとめ
飲む側からすれば、生ビールよりも瓶ビールの方がコストパフォーマンスが良いことはお分かり頂けたでしょうか。ただ、時代はノンアルコールや低アルコールの方向へ向かっています。お酒好きの方は節度ある飲み方をして、決して周りには迷惑をかけない、大人な飲み方をしましょう。
今の時代はそれぞれの個性を大事にしていますので、飲み会も少なくなっていると思いますが、皆でワイワイと話をする機会も大事な事だと思っています。それは飲み会でなくても良く、
コメント