PGAツアーの年間王者を決める「フェデックスカップ」。しかし、「フェデックスポイントの仕組みが複雑でよく分からない…」「ポイント配分方法はどうなっているの?」「最終戦でアドバンテージは無しって本当?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなフェデックスポイントの仕組みと、大会ごとの詳細なポイント配分方法を徹底解説します。さらに、プレーオフシリーズの最終戦におけるアドバンテージが無しになった背景や、その影響についても深掘り。
これを読めば、フェデックスカップの戦いが何倍も面白くなること間違いなしです!ぜひ最後までお読みいただき、PGAツアーの奥深い世界を堪能しましょう。
レギュラーシーズンのポイント配分については、別の記事でご紹介しましたので、今回はプレーオフシリーズのフェデックスポイントについてお伝えします。
プレーオフシリーズへの出場条件は?
2025年のプレーオフシリーズは全3戦で行われます。レギュラーシーズンは7月31日から行われる「ウィンダム選手権」で終了しますが、この試合が終了した時点で「70位」以内に入った選手だけが、プレーオフシリーズに出場できます。
6月末時点のフェデックスポイントランキングで、22位の松山英樹選手は出場濃厚です。他の日本人選手は、久常涼選手が「71位」、金谷拓実選手が「146位」、星野陸也選手が「186位」、大西魁斗選手」が「192位」ですので、残りの試合で活躍しないとプレーオフシリーズへの進出は厳しい状況です。
久常涼選手選手はベスト70までもう一本ですので、残りの試合で好成績を残して、是非プレーオフシリーズに進出して欲しいですね。
プレーオフシリーズのフェデックスポイントは?
プレーオフシリーズ初戦、8月7日からTPCサウスウィンドで開催される「フェデックス・セントジュード選手権」と8月14日からケイブスバレーGCで行われる「BMW選手権」のフェデックスポイント配分は以下の通りです。
優勝〜2000pt
2位〜1200pt
3位〜780pt
4位〜540pt
5位〜440pt
6位〜400pt
7位〜360pt
8位〜340pt
9位〜320pt
10位〜300pt
11位〜280pt
12位〜260pt
13位〜240pt
14位〜228pt
15位〜220pt
16位〜212pt
レギュラーシーズンで最もポイントがもらえる4大大会とザ・プレイヤーズ選手権と比較してみると優勝と2位のポイントが約3倍、3位以下でも2倍のポイントがもらえます。
こんな大量ポイントの2大会、試合中もスコアが動くたびタイムリーに順位が出ますので見ている方はハラハラドキドキで選手たちのプレーを見守る事になります。
「フェデックス・セントジュード選手権」で50位以内に入ると次戦の「BMW選手権』に進み、「BMW選手権」で30位以内に入るとレギュラーツアー最終戦となる「ツアー・チャンピオンシップ」への出場となります。
今季優勝した選手には来季から2年間のシードがありますのが、シグネチャーイベントの出場権などを考えると50位以内に入る事が、来季の戦いにおいては非常に重要になります。
最終戦はフェデックスポイントは関係ないガチ勝負!
2024年の最終戦「ツアー・チャンピオンシップ」は、前週「BMW選手権」終了時点でのフェデックスポイントでスタート時のスコアに差がついていました。
1位〜スコッティ・シェフラー -10
2位〜ザンダー・シャウフェレ -8
3位〜松山英樹 -7
4位〜キーガン・ブラッドリー -6
5位〜ルドビッグ・オーベリー -5
というようにハンデ戦でスタートしていましたが、選手やファンからは不評でルールやシステム変更を希望する声が多かったようです。そこでPGA側は2025年から最終戦のシステムを変更すると発表しました。
2025年の、PGAレギュラーツアー最終戦「ツアー・チャンピオンシップ」は「出場選手全員はイーブンパー」からのスタートになり、不公平感が払拭され、「真の世界一」を争う戦いになります。ほとんどの選手が、この決定に賛同しており30以内に入った全ての選手たちが平等に本当のチャンピオンを争う戦いになります。
優勝賞金については、この「ツアー・チャンピオンシップ」の成績にツアー選手権での成績が重要視されるもののレギュラーシーズンの成績も評価対象になるそうです。
いよいよシーズンも佳境に入ってきた2025PGAのレギュラーシーズンの戦いから目が離せません。レギュラーシーズンのフェデックスポイントの記事はこちらから。
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