「愛知県知事選挙って、次は一体いつだった?」愛知県民の皆さんなら、一度はそんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか?私たちの日々の暮らしに深く関わる知事を選ぶ大切な選挙。しかし、「任期満了以外にも選挙が行われるってホント?」と、意外と知られていない事実もたくさんあるんです。
東京と大阪に次ぐ日本では第3の都市、愛知県知事選挙の世界は奥深いもの。「歴代知事情報も知りたい!」なんて声も聞こえてきそうですね。この記事では、そんなあなたの「愛知県知事選挙、もっと知りたい!」という好奇心に応えるべく、次回の選挙時期はもちろん、任期以外の選挙のカラクリ、さらには愛知を牽引してきた歴代知事たちの足跡までを徹底解説します。
さあ、あなたも愛知県の政治通になりませんか?
大胆な改革に取り組む大村知事は、皆様の暮らしに寄り添った政治をしていますか?
愛知県知事選挙、次はいったいいつ?まさかの「前倒し選挙」もあるってホント!?
前回行われた愛知県知事選挙は2023年2月5日に投開票が行われました。現職の大村秀章氏と5人の新人候補が立候補して知事の座を争いました。
2023年2月の選挙結果
投票は2023年2月5日に実施され、現職の大村秀章氏が1,452,648票を獲得し、4回目の当選を果たしました。投票率は36.43%でした。
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順位 |
候補者名 |
得票数 |
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1 |
大村 秀章(現職) |
1,452,648票 |
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2 |
尾形 慶子(新人) |
251,263票 |
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3 |
末永 啓(新人) |
130,374票 |
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4 |
山下 俊輔(新人) |
123,940票 |
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5 |
上原 俊介(新人) |
103,883票 |
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6 |
安江 朗(新人) |
88,981票 |
愛知県に限らず全国の知事は任期が「4年」ですので、次回の愛知県知事選挙は令和9年(2027年)の2月に行われます。この4年間で大村知事が実績をしっかりと残せるのか?2027年まで有権者の方はしっかりとチェックをしていきましょう。
4年間の任期満了以外の知事選挙は行われます。衆議院選挙では頻繁に任期満了前に解散総選挙が行われますが知事選の場合はどうでしょう?そんなケースをご紹介しましょう。
任期満了だけじゃない!愛知県知事選挙が行われるケースは?
4年の任期満了以外にも選挙が行われるケースがあります。県議会の不信任案が決議された場合や住民のリコールがあった場合などです。まずは有権者の1/3以上の署名があれば、知事の解職を請求できます。(40万人以上は別の計算式があります)その後に住民投票が行われて、過半数以上の票が集まれば知事の解職になります。
選挙権を有する者の3分の1以上(※40万人以上の場合は別に計算式あり)の署名をもって知事の解職を請求し、その後、解職の投票を行うという流れになります。不信任決議やリコール以外には、知事が亡くなってしまった場合や犯罪を犯して被選挙権が無くなった場合にも知事選挙は行われます。
知事の仕事って何?愛知県民の生活を守るトップの役割
都道府県の行政を統括し、住民がより住みやすい都道府県にするために、様々な施策を立案・実行することです。具体的には、予算案や条例案を議会に提出&審議し、国や他の自治体との連携、地域経済の活性化、災害対策など、多岐にわたる業務を担います。
知事に任命されると得られる権限は?
人事権〜知事と直接かかわることの多い知事部局の職員を異動昇進させる権利です。
拒否権〜議会が決めた予算や条例について納得できない場合、再度審議などを求める権利です。
専決処分権〜一刻も早く条例を定めることが求められ、議会にかける時間を持てない場合、独断で条例を制定できる権利(一部議会が必要な場合もあり)です。
それ以外の特筆すべき権利〜独自の地方税を設置することができる権利や、10日位内の議会解散権、該当地域に与えられる予算の調整権などがあります。これらの権利は、大統領制をもとに定めたため、大統領とほぼ同じ権限であることが多いです。
ちなみに、「東京都知事」に関しては、日本一の都市である東京の首長であるため、権力や影響力が大きいとされています。動かせる予算も12兆円と、他の道府県に比べて10倍程多いため、ある意味一国の首長と同じくらいの権力を持つとまで言われます。
歴代知事列伝!愛知県の発展を築いたあの人この人
全国知事会のホームページから引用させて頂き、知事が公選で選ばるようになってからの愛知県歴代知事をご紹介します。
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知事名 |
就任期間 |
期数 |
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青柳 秀夫 |
昭和22年4月5日 ~ 昭和26年4月4日 |
1 |
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桑原 幹根 |
昭和26年5月11日 ~ 昭和30年1月17日 |
1 |
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桑原 幹根 |
昭和30年2月15日 ~ 昭和34年2月14日 |
2 |
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桑原 幹根 |
昭和34年2月15日 ~ 昭和38年2月14日 |
3 |
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桑原 幹根 |
昭和38年2月15日 ~ 昭和42年2月14日 |
4 |
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桑原 幹根 |
昭和42年2月15日 ~ 昭和46年2月14日 |
5 |
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桑原 幹根 |
昭和46年2月15日 ~ 昭和50年2月14日 |
6 |
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仲谷 義明 |
昭和50年2月15日 ~ 昭和54年2月14日 |
1 |
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仲谷 義明 |
昭和54年2月15日 ~ 昭和58年2月14日 |
2 |
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鈴木 礼治 |
昭和58年2月15日 ~ 昭和62年2月14日 |
1 |
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鈴木 礼治 |
昭和62年2月15日 ~ 平成3年2月14日 |
2 |
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鈴木 礼治 |
平成3年2月15日 ~ 平成7年2月14日 |
3 |
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鈴木 礼治 |
平成7年2月15日 ~ 平成11年2月14日 |
4 |
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神田 真秋 |
平成11年2月15日 ~ 平成15年2月14日 |
1 |
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神田 真秋 |
平成15年2月15日 ~ 平成19年2月14日 |
2 |
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神田 真秋 |
平成19年2月15日 ~ 平成23年2月14日 |
3 |
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大村 秀章 |
平成23年2月15日 ~ 平成27年2月14日 |
1 |
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大村 秀章 |
平成27年2月15日 ~ 平成31年2月14日 |
2 |
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大村 秀章 |
平成31年2月15日 ~ 令和5年2月14日 |
3 |
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大村 秀章 |
令和5年2月15日 ~ |
4 |
2期以上知事を務められた方が5名います。1期しか知事をされなかった方も結構いて、6名おられます。愛知県に限らず知事の方は、2期や3期と長期政権が続く事が多いのが特徴です。
愛知県に限っていえば、昭和26年から20年に渡って6期務めた桑原幹根氏が最長で、現職の大村知事と鈴木礼治氏が4期、大村知事の前任神田真秋氏が3期と続きます。
少しは愛知知事選挙について詳しくなれたのではないでしょうか。2025年の参議院選挙では投票率が「58.51%」で、少しづつ政治に興味を持つ有権者が増えて来ているように思います。たった1票と思わずに、投票へは白票でも良いので自分の意思表示をしましょう。

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